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SDGs達成には、様々なセクターの連携が不可欠です。JPFは、日本各地で、積極的に地域課題やSDGsに取り組む企業や団体について発信し、もっともっと連携の輪を広げていきたいと考えています。
地域からできる取り組みとはどのようなものか、是非ご覧ください!
ガイナーレ鳥取イレブン ©GAINARE TOTTORI
人口減少という社会課題に直面する鳥取県。しかしながら、県による地域の魅力発信や県外人材の誘致、更には、SDGs施策における高い評価などを見ると、持続可能な地域を目指すための課題というのは、逆に積極的な行動や挑戦を後押しする側面もあるのかと気づかされます。そのような地域活性化のための取り組みの一翼を担うのが、サッカーJ3の「ガイナーレ鳥取」(以下ガイナーレ)です。「がいな」とは、出雲伯耆地方の方言で「大きな」を意味し、そのチーム名には、世界に羽ばたくような大きなチームになれという夢が込められています。今回は、翼を広げたように見えなくもない鳥取県から、情熱をスローガンに、ふるさとの未来へと雄飛するガイナーレの活動を紹介させていただきます。
サポーターの皆さん ©GAINARE TOTTORI
地域発展の可能性を高めることを意識したガイナーレのホームタウン活動では、特に未来を担う子どもたちのための活動が盛んな印象を受けます。対象は園児から小中高生までと幅広く、2020年には、新型コロナウイルス感染の影響による休止期間もありましたが、感染対策を行った上で、県内で100回以上の活動を行いました。選手やスタッフが子どもたちと公園で遊び回ったり、小中学校で授業をしたりなど活動は様々ですが、プロスポーツ選手たちと過ごすのは、とても素敵な体験なのではないでしょうか。
選手と子どもたちの公園遊び ©GAINARE TOTTORI
また、遊びや触れ合いだけではなく、地域課題への実践的な取り組みも見られます。県内の高校生が、ガイナーレと一緒に、社会課題の解決を目指すシャレン!活動も進められ、その一つ「高校生×ガイナーレ シャレン!アクションプランコンテスト」では、生徒たちが、高齢者の健康、子どもたちの孤食、空き家問題など、地域の様々な問題の解決を目指す行動計画について、プレゼンで競い合いました。どのような内容だったのか興味深いです。
ガイナーレが実施する芝生生産事業「Shibafull(しばふる)」は、ガイナーレのホームスタジアムの1つである「チュウブYAJINスタジアム※」(米子市)の芝生生産や管理の知見を、地域の耕作放棄地の有効活用に繋げる取り組みで、シャレン!アウォーズのメディア賞受賞、農水省とのコラボ動画の配信など、注目を集めています。米子市周辺は水はけもよく芝生生産に適した地域で、現在、パートナー企業の支援やNPOとの協働、インターン、ボランティアの方々の協力も得ながら生産・出荷を行っています。これまでに、企業のご支援による幼稚園への芝生寄贈、クラウドファンディングを活用した皆生プレイパークの芝生張替え、学校の中庭の芝生化など、鳥取県内を中心に事業を展開しています。米子市には、まだ100ha以上の遊休農地 が残っているそうですが、地域の芝生生産と芝生文化を盛り上げ、学校や公園などを芝生で一杯にし、いつでも子どもたちの笑顔が見られるまちづくりを目指しています。
ガイナーレでは、「地域を主語に」という表現が使われていることが目に留まりました。クラブを運営する株式会社SC鳥取の経営企画本部長の高島さんは「Jクラブは1企業でありながら公共財という見られ方もします。自分たちだけでなく、その先の地域の画を想像できるか、地域の人たちを思い描いて活動していきたい」とお話しされています。これからも地域を主語に、その一員として、サッカーでの躍進と地域の発展をともに追求しながら、子どもたちと鳥取の豊かな未来を分かち合える存在であり続けることを願います。また、鳥取県内の学校や公園がガイナーレ色の芝生で染まる日が来ることも期待しています(砂丘はそのままでいいかな)。
ウェブサイト:https://www.gainare.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/GAINARE.OFFICIAL
Twitter:@gainareofficial
Instagram:gainare_tottori
YouTube:YouTube
毎日新聞 「みんなのシン・みつProject」ガイナーレの選手がオンラインで子ども食堂に
農水省「BUZ MAFF」とガイナーレ「しばふる」のコラボ動画
芝生のある暮らしを応援するサイト『しばふる』
自然環境をテーマにしたビーチクリーン活動「ちゅらふる」
2020Jリーグシャレン!アウォーズ・メディア賞
※チュウブYAJINスタジアム
サッカー元日本代表で、現在はガイナーレのGMを務める岡野さんの愛称「野人(YAJIN)」の名を冠するサッカー専用スタジアム。市民の寄付などを財源として2012年に建設されました。芝生の多目的広場も併設され、スポーツと憩いの場所として幅広い世代に利用されています。スタジアムのある米子市や隣の境港市は、2000年の鳥取県西部地震では、負傷者や住宅損壊などの被害が出た地域でもあります。地域の皆さんに親しまれるスタジアムと多目的広場は、災害時の避難場所など、地域の安心・安全のための利用も考えられるのではないでしょうか。(スタジアム建設ストーリーはこちら)
Y.S.C.C.イレブン
Y.S.C.C.(Yokohama Sports & Culture Club)は、1986年に横浜市中区において横浜スポーツクラブとして活動を開始し、翌年に、横浜サッカー&カルチャークラブ(Y.S.C.C.)に改称しました。2002年には、Y.S.C.C.のSもサッカーから現在のスポーツに変わり、地域の総合型スポーツクラブとして、運動を楽しむ機会を創出しています。そして、サッカーのトップチームは、2014年からJ3リーグに参戦し、今シーズンもJ2を目指してリーグ戦に臨んでいます。前回に続いて今回も、Jクラブのホームタウン活動における地域の活性化や防災の推進に関連する活動をご紹介します!
ゴール裏のサポーターに挨拶
Y.S.C.C.は、サッカーを通じてSDGsを達成するプラットフォームになることを目指す「Football×SDGsの聖地」のビジョンを掲げています。2019年6月に開催された「第13回Y.S.C.C.杯 横浜開港記念サッカー大会」では、「SDGsと歩む、未来のフットボールプロジェクト」と題し、SDGsスペシャルマッチなども実施し、10月には、神奈川県(SDGs未来都市、自治体SDGsモデル事業に選定)が推進する「かながわSDGsパートナー」にも登録されました。また、2020年のシーズンは約17試合のホームゲームにおいて、毎回SDGsに絡めた取り組みを予定していました(新型コロナウイルス感染の影響で休止中ですが、エコキャップ活動は再開しています)。
Jリーグの各クラブのホームタウン活動には、地域をより元気にしていきたいとの意識が強く感じられますが、Y.S.C.C.の活動「寿町自己啓発プロジェクト」は、とても印象深いものです。横浜市中区にある寿町は、日本三大ドヤ街とも呼ばれ、多くの日雇い労働者の方々が暮らす地区ですが、しばしば住民の食事や健康面の問題が指摘されています。Y.S.C.C.は、それをクラブ自体で取り組むべき地域課題と捉えて、寿町健康福祉交流協会との協働で、「栄養」「口腔衛生」「健康体操」をテーマとしたプロジェクトを実施しています。なお、本年4月以降、中止していた活動も、8月に入って一部再開し、ウォーキングサッカー(走ってはいけないサッカー)などを実施しています。その他、コロナ禍の生活でストレスを感じている子どもたちの発散の機会になればと、吉野理事長は、クラブ会員向けに「Y’sスマイル~こころの相談室~IDOBATA」という、何だかほっこりした気持ちになる相談サイトも開設しています。
Y.S.C.C.は本牧まちづくり会議の事務局として、本牧にある国保有の未利用地に、練習場を含む多目的のスポーツフィールド「ふれあいの森(仮称)構想スポーツ広場」を建設するための運動を推進しています。現在、Y.S.C.C.には自前の練習場がないため、メインとしてはサッカーの練習場となりますが、大人から子どもまで、スポーツをして楽しく体を動かす場所にもなります。加えて、避難場所や備蓄施設を設置する計画もあり、災害時の地域のレジリエンスを高める防災拠点となり得るものです。
現クラブの創設は1986年ですが、そのルーツは1964年のメキシコ五輪の後に発足した中学生向けのサッカークラブにまで遡ります。50年以上に渡って地域に根差した活動を続けるY.S.C.C.の現在のSDGsの取り組みに関して、Y.S.C.C.事業本部・営業兼ホームタウン担当の山下さんは「SDGsにこだわるわけではなく、地域のために純粋に必要とされる活動を当たり前のこととしてやってきたら、当て嵌まっていた。たとえSDGsがなくても継続していきたい」とお話しされています。これからも必要とされる存在として、ファミリーである地域の皆さんとともに課題と向き合い、そして、誰一人取り残さないFootball×SDGsの聖地を築き、J2、J1へと昇格する、そんな未来の実現を期待しています!
ウェブサイト:https://yscc1986.net/
Facebook:https://www.facebook.com/Y.S.C.C.NPO/
Twitter:@yscc1986
Instagram:yscc_official
YouTube:YouTube
日刊スポーツ 41歳でJリーグデビューを果たした安彦選手がコラムを連載中
クラブマスコットキャラクター デザインと名称募集 ※募集は終了。2020年12月頃に発表予定です。
SDGsマッチデー
チームのオリジナルマスクの売り上げをJPF新型コロナウイルス対策緊急支援に寄付したいという、ユニークでとてもありがたいお申し出、それが福岡県北九州市をホームとするサッカーJ2リーグ所属の「ギラヴァンツ北九州」(以下ギラヴァンツ)とJPFの出会いでした。
イタリア語の「Girasole(ひまわり)」(北九州市の花)と「Avanzare(前進)」を組み合わせた力強さとともに温かさが感じられるチーム名、それは、地域における社会貢献や災害発生時の募金など、サッカーを通じて育まれた人と人との繋がりを大切にする活動にも表れています。コロナウイルス感染の影響により試合開催が延期される中でも、選手やチームからサポーターや地域の皆さんに向けたSNSでの発信、子ども向けの「おうち学習」教材の提供など、サッカーだけに留まらない活動をされています。
そして、更に興味を惹かれるのが、SDGsへの取り組みです。今回の「地域からのSDGs」では、「SDGs未来都市」と「環境未来都市」に選定されている北九州市において、地域の価値を高める「スポーツ×SDGs」を掲げるギラヴァンツの活動を紹介いたします。
サポーターでひまわり色に染まるゴール裏
ギラヴァンツは北九州SDGsクラブの会員として、地域での介護予防事業、子どもや障がい者の方へのスポーツ推進などを実施しています。また、Jリーグの社会連携活動である「シャレン」においても、活動事例として、小倉記念病院や認知症・介護予防センターとの協働による「高齢者向け健康教室」の実施が紹介されています。さらに、ホームにおいて、「みんなで決めよう!17ゴール」SDGsマッチデーを開催し、来場したサポーター向けのアトラクションの実施や選手によるSDGsに向けたメッセージの発信なども行っています。
ギラヴァンツが北九州市ひきこもり地域支援センター「すてっぷ」と協働で実施しているGOPは、「2019年北九州SDGs未来都市アワード」にてSDGs賞(企業部門)を受賞されています。ひきこもりがちな人たちが、「サッカー観戦」、「サッカー体験」、そして、「試合でのボランティア」の3つのステップを通して前向きな気持ちを醸成し、就学や就業へと進んでいく、地域の誰一人取り残さないためのギラヴァンツと北九州の独自の取り組みです。GOP参加者が地域との一体感やシビックプライドを育んでいくことは、防災・減災にも寄与する地域のレジリエンス(対応力)向上に繋がっていくのではないでしょうか。
なお、防災に関して、事業本部地域密着グループの中村亮二さんから、2019年12月の「消防防災フェスタ北九州」で実施した小学生対象の「サッカー防災Ⓡディフェンス・アクション」についてご紹介いただきました。親子ペアが、選手と一緒にサッカーをしながら、災害時の初期行動や必要とされる備蓄品を学ぶことができる、とても楽しいワークショップです。また、育成・普及本部長の下田功さんも「防災学習や避難訓練などに選手が参加することで、サポーターなど多くの人々の関心を集め、より効果的な取り組みになるのでは」とおっしゃっています。
SDGsの17ゴール達成に向けたギラヴァンツの様々な挑戦にこれからも注目しています!もちろん、試合でのゴール量産も期待しています!!
◆販売期間:2020年3月10日~31日
◆価格、販売枚数:税込1,430円、2,013枚
※売り上げから諸費用を差し引いた額を、JPF新型コロナウイルス対策緊急支援にご寄付いただきました。
※寄付の対象となる期間は終了しましたが、マスクはオフィシャルオンラインショップからご購入いただけます。
※選手による手洗い動画もご覧ください!
TEL:093-863-6777
ウェブサイト:https://www.giravanz.jp/
Twitter:@Giravanz_staff
Instagram:giravanz_kitakyushu
YouTube:YouTube
2020年3月24日 西日本新聞 「洗えるギラヴァンツマスク」期間限定で販売、3月31日まで
石川県鳳珠郡能登町、いか漁などでも有名な港町、しかし、現在は、日本各地で顕在化している過疎化、少子高齢化などの社会課題に直面する地域でもあります。そのような中、能登において、“能登を醸す”(能登の人や地域を最大限に活かす)を旗印に、酒造りに一心に励まれているのが「数馬酒造」です。
代表の数馬嘉一郎さんは、パートナー農家からSDGsを知り、まさに自分たちの歩んできた道と一致することから、事業を明確にSDGsにあてはめていこうと考えられました。数馬酒造のSDGsへの取り組みは、「地域での原材料調達100%の実現(SDG9、11、12、15、17)」、「環境負荷への配慮(SDG11、12、14、15)」、そして、「多様な人財が活躍できる環境の構築(SDG5、8、11)」という3つの目標から成る「持続可能なものづくり」です。
SDGs達成には、様々なセクターの連携が不可欠です。JPFは、「能登の酒蔵にできることは、日本各地どこでもできる」と力強く訴える数馬酒造に出会い、地域からのSDGs達成への貢献を発信し、ともに連携の輪を広げていきたいと考えました。ここでは、数馬酒造の取り組みの一部を、JPFへの寄付付きオリジナル日本酒「竹葉 能登未来」(以下「能登未来」)にも触れながら、ご紹介いたします。
通常、酒造りでは、醸造の最高責任者である杜氏のもと、蔵人たちが、洗米、麹造り、酒母造りなどの作業を分担して行っています。数馬酒造では、醸造課社員が1人1タンクを任され、どのようなお酒にするのか、どのように作業を進めていくのかなど、すべての工程に対して責任を持つ「責任醸造」を実施されています。
数馬酒造では、人財の多様性、男女共同参画、ワークライフバランスを大切にすることで、責任醸造にも挑戦できる持続可能な労働環境を構築されています。「能登未来」も、社員の皆さん1人1人が真摯に酒造りと向き合い、「つくる責任」と「働きがい」を感じながら、責任醸造で仕込んだお酒です。その1本1本には、SDGsに取り組む数馬酒造の独自の創意と工夫が詰まっています。
数馬酒造の“能登を醸す”想い、そのルーツの1つは、2007年に起こった能登半島地震にあります。発災時、数馬酒造の酒蔵は被災のダメージが他社に比べて軽度だったため、被災した酒蔵のお酒の瓶詰を引き受けるなど、先代が率先して地域の酒蔵と協力して被災蔵の事業を支えたそうです。「先代から続く地域共生の想いが、現在の数馬酒造の活動にも息づいています」と数馬さんはおっしゃっています。
数馬酒造は、能登の酒蔵では初となる経済産業省「地域未来牽引企業」の認定を受けています。「能登未来」の醸造では、能登の4地域のお米、能登地域の海藻から採取した酵母を原料とするなど、地域の恵みが存分に活かされています。また、能登在住デザイナーによる「能登未来」のオリジナルラベルでは、能登の7地域を意味する7本の光の線が「能登の夜明け=未来」を表現しています。「能登未来」に込められた地域全体の未来に貢献していきたいという願い、それは、JPFが目指す、地域の人々がパートナーシップを組み、災害発生時においても、十分な対応力(レジリエンス)を発揮することのできる防災・減災の「まちづくり」の実現にも繋がるものです。
◆販売開始:2020年4月15日
◆価格・販売数:税込1,870円、限定1,650本
オンラインショップでのご購入はこちら
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2020年4月21日 石川県・数馬酒造が新銘柄「竹葉 能登未来」を発売!4/15(水)より順次発送
2020年4月15日 ~地域の未来を醸してSDGsに貢献!~ 能登の数馬酒造が、ジャパン・プラットフォームのSDGs推進を応援する寄付付きオリジナル日本酒「竹葉 能登未来」を製造・販売
2020年6月20日発売 ひととき 7月号 66頁 能登の未来を想い地元産にこだわり、国内外の緊急人道支援も応援する日本酒
2020年4月23日 日本経済新聞 朝刊27面 都内NPO、寄付付き日本酒 地域の防災・減災に
2020年4月15日 北陸中日新聞 朝刊17面 新登場「竹葉 能登未来」地元米を複数配合
2020年4月15日 北國新聞 朝刊21面 加賀棒茶のリキュールと能登の米で仕込んだ能登未来