「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
ジャパン・プラットフォームは現在、パキスタン北西辺境州やカシミール地方山間部において、参加NGO(12団体)による初動・緊急対応事業を展開し、緊急医療、食糧、生活物資配布等の支援活動を実施しています。
この度、被災地で本格的な冬の到来を迎えるにあたり、山間部を中心に未だ十分な支援が届いていない被災者のための緊急対策として、パキスタン政府の要請を受け、カシミール地方ムザファラバード近郊のタンドリにて2000人程度を収容するキャンプを開設することを決定致しました。あわせて、そのキャンプをベース・キャンプとして、4WDと小型トラックに技術者と資機材を積み込んだモーバイル・チームを編成し、4万人を超える周辺被災者の越冬生活対策も計画しております。
ジャパン・プラットフォーム参加NGOが一つのサイトを拠点として支援活動を展開する日本で初めての取り組みとなる「キャンプ・ジャパン」に関して、以下の3点の緊急アピールを行います。
キャンプ運営や越冬生活支援事業については、衣食住に関わる様々な支援活動が必要であり、支援内容の多様性を確保する観点から、既に参加表明しているJPF12団体に加えて、日本全国に存在する多くのNGOへ、キャンプ・ジャパンへの参加を呼びかけたい。
日本の皆様の支援を様々な形で現地へ繋げる観点から、日本郵船、JAL等と連携し、災害援助物資の現地への輸送展開も行っており、11月30日にも、当キャンプのセットアップ用として、広島県から毛布1000枚の提供を受け空輸したところであるが、現地においては、テント、毛布、ストーブ等の越冬支援物資の十分な確保は、未だ十分とは言い難い。
そこで、これまでもCSRの観点から、各企業の本業を活かした支援をいただいているところですが、12月末を目処として、被災者の越冬支援物資およびNGOによる越冬支援活動を支えるのに必要な物資の緊急提供を国内の企業等へ呼びかけたい。
キャンプ運営事業には、3億円程度の拠出を考えており、既に支援いただいた資金とのバランスも考え、1.7億円程度の資金を更に確保する必要があると考えている。 また、今後、キャンプ周辺の多くの被災者に対しても機動力を生かした配給計画を検討しており、そちらの面でも資金の確保が喫緊の課題となっており、越冬支援という喫緊の課題に対して幅広い関係者へ資金提供を、改めて、呼びかけたい。
JPFの支援活動状況等は逐次ウエブ・サイトに掲載いたしますので、併せてご覧ください。
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