震災から14年。福島からの今の声とこれまでのJPF支援
2月1日(土)、緊急人道支援学会第2回大会(緊急人道支援学会主催)が開催され、分科会のうち<ラウンドテーブル1>のファシリテーターとしてJPF渉外広報部森山俊輔が登壇しました。
今回のテーマは「NGOの動画広報と人権」。JPF加盟NGOのピースボート災害支援センター(PBV)、アクセプト・インターナショナル(ACCEPT)、ピースウィンズ・ジャパン(PW)から各広報担当者が、またコメンテーターとして立教大学特任教授の三宅隆史氏が登壇しました。会場には40名以上の参加者が集まったほか、オンラオインでも多くの参加がありました。
1時間30分のセッションで、トピックは「マスコミ報道とNGO広報の違い」「人権への配慮」「動画広報の有用性」など多岐にわたりました。登壇者はいずれもNGO広報の現場に立つ方々で、それぞれ実例を挙げながら、取材における課題、発信時における課題など、現状に即した状況を披露し、意見交換しました。会場からも、「取材をする際の受益者の人権だけでなく、支援者のセキュリティの問題をどう担保するのか」といった突っ込んだ質問も出るなど、現場の担当者としても意義深い議論の場となりました。「行動規範のガイドラインの必要性」についてもテーマとなりましたが、様々な状況の現場取材のなかで、一律的なガイドラインを設定することの難しさについても多くの意見が上がりました。
NGO広報という同様の仕事をするメンバーとはいえ、普段意見を交換する機会も少ないため、会場の参加者だけでなく登壇者にとっても有意義な時間となりました。
緊急人道支援学会第2回大会 ラウンドテーブル1 開催日時:2025年2月1日(土)15:00-16:30 登壇者: コメント:立教大学特任教授 三宅隆史 |
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