「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
2023年10月7日以降、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配しているハマスとイスラエルの間で武力衝突が激化しています。ジャパン・プラットフォームでは、本プログラムにおいて加盟NGOのパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)とピースウィンズ・ジャパン(PW)が支援を実施していますが、現在、スタッフや関係者の安全の確保と、停戦後の住民の方々の緊急支援のための情報収集に最大限に努めています。
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ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2009年よりパレスチナ・ガザ地区において、JPF加盟NGOを通じて3期・15年にわたり緊急人道支援を実施してきました。
ガザ地区は「天井のない監獄」と呼ばれており、人為的に作られた経済封鎖と、度々起こる軍事攻撃によって、医療、電気・ガス等の基本的な社会サービスは機能不全に陥り、深刻な栄養不足や高い失業率が蔓延しています。
このような状況の中、JPFでは、次の2点を優先事項として活動を続けてきました。
2023年6月、JPFは3期目の終了を前に、支援プログラムの評価事業を実施し、JPFの支援活動によりガザ地区の人々の生活にどのような変化が生まれたのか、支援を受けた人々を取材し支援の成果を振り返るために報告書をまとめました。
報告書では、これまでのJPFの支援のあゆみや各加盟NGOの支援事業のほか、空爆で足に大けがを負った中学生、軍事攻撃によって心理的ストレスを受けた園児たちと向き合う幼稚園の園長先生、そして爆撃で巣箱をすべて失った養蜂家の再起のストーリーなど、JPFの支援を受けたことで生活にどんな変化が起きたのか、現地の方々の生の声が収められています。
ガザ地区の方々は、自ら回復する力をはぐくみ生計をたてなおしても、またいつ繰り返されるとわからない軍事衝突にさらされながら生活しています。今回の武力衝突でも、真っ先に被害を受けるのは、いつも弱い立場におかれている一般市民の方々です。
JPFは、緊急事態が起きた際、現地での経験と知見、ネットワークを持つ加盟NGOを通じて、迅速な支援開始が可能な体制が整っています。停戦後速やかに支援を届けるため準備を進めています。
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