熊本地震直後からの多様な組織との支援連携について詳述した「実践で見えた災害支援 -連携のポイント-」が完成しました

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JPFは、2016年4月16日の熊本地震本震直後から現地入りし、国内外における支援経験をもとに、災害弱者やジェンダーヘ配慮しながら緊急支援を実施してきました。同年10月以降は、「つなぐ」をキーワードに、県域および市町村域で行われた「情報共有会議」をサポートするとともに、「復興期の仮設支援」「地元主導の生活再建を支える人材育成」「人材を支える基盤整備」を3本柱に、地元の人々が力を合わせて復興に向かう「地域力強化」を目指す事業を展開してきました。

また、2016年の地震の被災から復興への道半ばであった2020年7月、熊本県は豪雨災害にも見舞われました。それは、かつて経験したことのない新型コロナウイルス感染症が日本でも拡大し始めた時期に発生した最初の大災害でした。「全国から多くの支援関係者が駆けつけ、力を合わせて災害を乗り越える」という従来の支援方法を大きく変えなくてはならない試練を経験することとなったのです。

本書は、2016年の熊本地震直後から現在にいたるまでJPFが取り組んできた支援連携の構築に焦点を当て、地元でつぶさに被災と復興を見つめてきた熊本県の地元紙「熊本日日新聞」記事を参考に、当時の状況や課題を詳述。記者の目から見た支援団体や支援の変化、コロナ禍で強いられた支援の連携体制の変化も含めています。

熊本地震の概要、連携の意義と課題、対応の事例、被災しながらも支援活動を継続してきた支援関係者などへのインタビュー、そして災害対応の総括と学びなどを掲載しています。一部の章の最後には、JPFとしてのまとめや提言を記しました。実践を通して見えた「中間支援に期待される役割」をまとめた本書が、今後の災害時の連携・調整の具体的なヒントになれば幸いです

活用のヒント

全体のほか、各項目ごとにダウンロードが可能です。ご興味のある項目から自由に閲覧してください。
グループワーク、勉強の機会などにもご活用ください。

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