ユニクロ、ジャパン・プラットフォームを通じて、 能登半島の地震・豪雨で被災された方々にヒートテックを寄贈
おかげさまで盛況のうち終了いたしました。 イベントレポート 2015年12月22日(火)、ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、動く→動かす(GCAP Japan)、国際協力NGOセンター(JANIC)から成る主催グループ、「アドボカシー・ワークショップ運営委員会」の一員として、「第2回 社会を動かす!NGOアドボカシー・ワークショップ」を開催しました。 年末という繁忙期にも関わらず想定を超える参加申し込みがあり、改めて日本のNGOが活動、発展していく上で戦略的なアドボカシーが欠かせないこと、またそのノウハウのニーズを感じました。当日は約20の団体から50名近くの参加者が集い、会場は冬の寒さも吹き飛ぶ熱気でいっぱいになりました。 第1弾と異なって今回は半日の開催となりましたが、日頃からアドボカシー活動に取り組んでいる人が活動グループ単位で参加する形式をとりました。グループは存在していても、日常ではなかなか集まって活動する時間が無いという皆さんにとって、参加しやすく、また既存の活動の延長として本ワークショップを有効利用できるという点が魅力となったのかもしれません。 参加申し込みを受け付けると、グループ12組それぞれにあらかじめ「課題」と「最終目標」を設定してもらいました。これは、当日、グループワークへの取っ掛かりがスムーズになるよう、また、すぐに深い議論へ移行できるようにすることを狙いとしたためです。また、各グループに事前にサブファシリテーターを配置しましたが、当日までの間にお互いに連絡を交わされ、サブファシリテーターのもとで入念な準備に取り組むことができたグループもいたようです。 こうして始まったワークショップの冒頭は、動く→動かす(GCAP Japan)事務局長の稲場雅紀氏と、シーズ・市民活動を支える制度をつくる会理事の松原明氏による講演からでした。参加者から「使用テキストを単に説明するものではなく、実際の(稲場氏が取り組んだ)日本の事例が紹介され、参考になった」「アドボカシーがどういうものかよく理解できた」「最終目標の設定方法がわかりやすかった」「最終目標までの通過点である小さなゴールを設定することの重要性がわかった」と好評を得ました。この講演に続くグループワークにたくさんの時間を設けたため、講演の時間は圧縮されてあっという間でしたが、「もっと聞きたかった」と惜しまれながらも「大変参考になった」とアンケートに多数回答が寄せられ、日本のアドボカシーを牽引する2人ならではの講演になったと言えるでしょう。
本ワークショップでは全参加グループに対応できるようファシリテーション能力に優れたサブファシリテーターを各方面から集めたり、グループワークの後に取り組みを全体にシェアする際、単に12組のプレゼンを行うのとは異なる方法を取るなど、各所に工夫が凝らされ、「今までにない体験になった」「ファシリテーターのリード手法も勉強になった」と副産物を本ワークショップで手にした方も多かったようです。
こうして「今後の自身または組織、グループの活動に『プラス』の変化や影響がある」と全員が回答した本ワークショップですが、実際にその1か月後に参加グループのひとつがそこから派生してネットワークを結成し、課題解決に向けた提言書を発表するに至るなど、本ワークショップによって生まれた変化は確かに大きな1歩を刻みました。 参加者が取り組んだテーマ: 1)日本政府の教育分野ODA、2)ESDの国内政策策定への市民参加の推進、3)途上国の女子中等教育への支援拡充、4)シリアの和平プロセス、5)シリア難民受け入れ、6)国際保健政策(「水・衛生へのユニバーサルアクセス」)、7)アジェンダ2030国家計画、8)NGO・NPOの支援の質とアカウンタビリティの向上、9)仙台防災枠組(SFDRR)、10)アフリカの「食料の権利(RtF)」、11)「女性のエンパワーメント」と保健、12)児童労働撤廃
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このたびジャパン・プラットフォーム(JPF)は、アドボカシー・ワークショップ運営委員会(※1)の一員として、来る12月22日(火)に「第2回 社会を動かす!NGOアドボカシー・ワークショップ」を開催します。本ワークショップは、2014年開催の「効果的なアドボカシー戦略について学ぶワークショップ」(※2)に参加された方からの続編への高い要望を受け、企画第2弾として実現するものです。
日本のNGOが力強い発展を実現し続けていくためには、NGOスタッフ一人ひとりがきちんとアドボカシーについて理解し、そのノウハウを身に付けることが不可欠です。昨年のワークショップ以降、アドボカシー運営委員会は定期的に会合を開き、皆様の活動をより戦略的、かつ実りあるものにするには何が必要なのかについて話し合いを続けながら、本ワークショップ開催の準備を進めてまいりました。「特定の相手をなかなか説得できずにいる」、「これまでの活動が結果に結びついていない」などの課題に直面しているという皆様のために開発されたワークショップですので、ぜひ各ワーキンググループ内でお誘いあわせのうえ、この貴重な機会をご活用いただければ幸いです。
NGOの活動をより効果的なものにし、さらなる発展を実現していくためには、現場をよく知り、社会問題の解決に直接携わっている各NGOスタッフが、適切な相手に、しかるべきアドボカシー戦略に則って、現場の声を届けることが非常に重要です。昨今の国際情勢を取り巻く環境はますます厳しさが増しており、支援を必要とする人々は増加の一途を辿っております。そんななか、皆様が取り組んでいる特定の支援活動、社会問題に対してさらなる理解や協力を獲得するためには、関係者を含む一人でも多くの人々に「生」の想像力を働かせてもらい、問題を自分のことと捉えてもらうと共に、NGOの活動への信頼や理解を深めてもらうことが不可欠です。とはいえ、ただ闇雲に声高に訴えるだけでは、物事はスムーズには進みません。先人が培ってきたしかるべき方法に学び、プロフェッショナルとして、戦略的に政策立案者に影響を与えることができる手法を採る必要があるのです。
本ワークショップでは、昨年の第1弾ワークショップに招聘した米国のネットワークNGOであるInterAction(インターアクション)」のジョン・ルスラフ氏が著した『効果的なアドボカシー戦略』解説書を教材として使用します。その上で、日本のアドボカシーを牽引する方々(※3)に実際にインプットいただきながら、各グループに具体的なアドボカシー戦略を模索していただく予定です。
日時 | 2015年12月22日(火)13:00~18:00 |
場所 | ワールドビジョン(WVJ) 【住所】東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー3F 大会議室 【地図】https://www.worldvision.jp/info/access.html |
対象 | ワーキンググループやタスクフォースとして既に何らかの活動実績があり、かつ、アドボカシー的手法が有効な課題に取り組んでいる3人以上のグループに所属している方 ※本ワークショップでは、各グループに具体的なアドボカシー戦略を模索・作成していただくため、各グループより3人以上の参加でお願いします。 ※昨年のワークショップに参加している必要はございません。 |
言語 | 日本語 |
参加お申し込み | ワーキンググループ名、参加者名、団体名を明記のうえ、JPF能力強化研修担当・鈴木、谷口までメールにてお申込みください。 メールアドレス:training@japanplatform.org 締め切り:2015年11月13日(金)正午 |
参加費 | 500円/人(資料代) |
主催 | アドボカシー・ワークショップ運営委員会(※1) ・動く→動かす(GCAP Japan) ・国際協力NGOセンター(JANIC) ・ジャパン・プラットフォーム(JPF) |
ファシリテーター(※3)
メイン・ファシリテーター:
グループ・ファシリテーター:
*その他調整中
NGO能力強化研修プログラム担当:鈴木、谷口
E-mail:training@japanplatform.org
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-6-5 麹町GN安田ビル 4F
TEL:03-6261-4751(事業部直通) 代表:03-6261-4750 FAX:03-6261-4753
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