「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
本支援事業は終了しました。
寄付などによるご支援をいただき、
ありがとうございました。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、東アフリカおよび南アジア諸国で大量発生し、農作物に甚大な影響をもたらしているサバクトビバッタ被害への緊急支援のため、2020年3月30日に出動を決定しました。
JPFは、現地行政やJPF加盟NGOと連携しながらニーズに沿った支援を展開してまいります。今後の状況につきましては、随時JPFウェブサイト、Facebookでご報告いたします。
サバクトビバッタの被害地域 ※5
※1:FAO, Locust situation in Pakistan ( Feb, 2020) - National Emergency,
27 February
2020.
※2:ACTED, Kenya: Desert Locust Outbreak Rapid Needs
Assessment,
12 February 2020
※3:FAO, Desert Locusts ground surveillance intensified, 13 February
2020.
※4:FAO, South Sudan-Situation report March 2020, March
2020
※5:FAO, http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/200309updateE.jpg, 16
March
2020.
期間 | 2020年4月1日~2021年10月31日 ※期間延長により、終了日は2020年11月30日から2021年10月31日に変更(2020年11月20日) |
---|---|
予算 | 3億3,000万円(政府支援金) ※2億3,000万円から3億3,000万円に拡大(2020年11月20日) |
対象地域 | パキスタン、ケニア、南スーダン |
支援内容 | 食糧・種苗配布、害虫駆除剤の供与、農家・コミュニティ支援、関連研修の実施など |
出動予定団体 | CWS Japan(CWS)、ジェン(JEN)、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)など |
Bhoroさんは農業に従事する41歳の男性で、パキスタンの村で妻と3人の子どもたちと一緒に暮らしています。6エーカーほどの土地で作物を栽培しています。また、10頭ほどのヤギを飼っていて、これが2番目の生計手段となっています。そんなBhoroさんの生活をサバクトビバッタが襲いました。
Bhoroさんは「何も残りませんでした。サバクトビバッタは作物や緑地をすべて食べつくし、食料と飼料が消えてしまいました。飼料がないため、ヤギに餌を与えるには一日中砂漠に放牧して木の葉を集めなければなりませんでした」と当時を振り返ります。家族を養うお金はありませんでした。都会へ出稼ぎに行こうにも、ヤギの飼料を工面するため村を離れることはできませんでした。友人や親戚に借金を頼んでみたものの助けは得られず、ヤギを全て売り払おうともしましたが、サバクトビバッタの被害と新型コロナウイルスの影響で、その需要もありませんでした。
そんな時、JENチームがBhoroさんの村を訪れ、被害にあった農家とその家族を支援するプロジェクトを開始しました。家畜のための飼料が提供されたおかげで、Bhoroさんは都会へ出稼ぎに出られるようになり、生計を立てることができるようになりました。Bhoroさんは「私も家族もつらい時期がありましたが、ある程度は回復しています。生活再建の手助けをしてくれたJENに感謝しています」と話してくれました。(JEN事業)
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