ユニクロ、ジャパン・プラットフォームを通じて、 能登半島の地震・豪雨で被災された方々にヒートテックを寄贈
ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)
安心して飲める水に喜ぶ子どもたち/南ダルフール州/2024.09 ©WVJ
2023年4月に始まった武力衝突により、スーダンの国内避難民は816万人にのぼると報告されています※1。長引く避難生活に加えて、2024年8月には豪雨により北東部の紅海州でダムが決壊。約5万人が被害を受けたと推定されます※2。
避難生活を送る人々は、食料不足による栄養失調、脱水症や感染症などのリスクにさらされ、コレラの感染は全土に広がり続けています。2024年7月から11月までの間に、11州で約28,400件の感染が確認されました※1。
ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、スーダン国内で最大の避難民約93万人が滞在する南ダルフール州で水衛生サービス改善の緊急対応に取り組み、弱い立場にある人々の感染症リスクの軽減を目指しています。
<主な活動内容>
・紛争で破壊された水供給システムや井戸の修繕を通じた安全な水の提供
・トイレ・シャワー室の設置
・衛生の啓発活動を担う人材育成
・衛生用品、生理用品などの提供
・清掃キャンペーンの実施
せっけんや歯ブラシなどの衛生用品セットを配付した/南ダルフール州/2024.09 ©WVJ
2024年10月時点で、2つのキャンプの給水システム修繕が進んでいます。アルバイラルキャンプでは、40のトイレとシャワー50基が使えるようになりました。アルセリフキャンプでは、トイレの建設が進行中です。
世界的な物価高は、支援活動にも影響を及ぼしています。せっけんや歯ブラシなどの衛生用品セットは計画より少ない数でしたが、600世帯に配ることができました。また、月経時の衛生管理アイテムは760人に配付されました。
JPF/WVJは、国内避難民としてキャンプ生活を送る人々の健康・衛生を守る支援活動を今後も実施します。
※1 OCHA, Sudan Humanitarian Update (1 November 2024)
※2 IOM, 戦闘開始から500日 スーダン危機の最中、洪水によりダムが決壊
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