ユニクロ、ジャパン・プラットフォームを通じて、 能登半島の地震・豪雨で被災された方々にヒートテックを寄贈
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)
避難民女性と男性が協力してシェルターを修繕する様子/キャンプ17/2023.12.11 ©Save the Children
清掃キャンペーン後にキャンプ内の清掃を行う避難民の様子/キャンプ17/2023.12.12 ©Save the Children
深井戸を修繕する様子/キャンプ20/2023.12.21 ©Save the Children
シェルターの修繕を行う避難民男性/キャンプ17/2024.02.15 ©Save the Children
水くみ場に集まって水を飲む子どもたちの様子/キャンプ20/2024.02.15 ©Save the Children
ミャンマー避難民※1への迫害は1970年代以降度々繰り返され、避難民の人々は強制移動を強いられてきました。2017年の武力衝突後も98万人以上の避難民が、バングラデシュ・コックスバザールの避難民キャンプなどで劣悪な衛生環境のもと、将来の見えない避難生活を送っています※2。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPF「ミャンマー避難民人道支援」において避難民キャンプとホストコミュニティ(避難民を受け入れている地域に、もともと住んでいた方々や地域のこと)などを対象とした生活環境改善促進事業を行っています。
<SCJの支援内容>
現地の避難民キャンプは人口過密で劣悪な衛生環境での生活を強いられています。ホストコミュニティが暮らす周辺地域も含めて安全で衛生的な水の供給が保障されておらず、下痢や、さまざまな感染症がまん延するリスクが非常に高い状態です。そのため、避難民や地域住民が正しい衛生習慣を身に付け、主体的に環境を維持できるようになることが重要です。
SCJは、現地の人々主導の活動をサポートすることで、深井戸や給水システムの修理・メンテナンスやトイレや共同浴場の修繕・メンテナンスなどを行いました。修繕にあたっては、よりぜい弱な立場に置かれた人々が安心して使うことができるよう、女性や子ども、高齢者や障害を持った方の意見も取り入れました。また、衛生促進ボランティアなどの地域住民グループの活動支援を行い、地域住民が主体となって啓発セッションなども実施しました。
避難民の住居環境も劣悪で洪水と土砂崩れのリスクを伴う地域に住まざるを得ない人々が多くいます。SCJは、シェルター(仮設住居)の修繕のみでなく、災害などで被害を受けた際に避難民自身が対応できるようになるための支援も行っています。具体的には、避難民女性が建設作業員として社会に参画できることを目標とした、シェルター建設や修繕に関する研修などを実施し、避難民自らが災害や気候変動に適応したシェルターの建設、修繕ができるよう支援しました。
JPFと加盟NGOは、引き続き避難民やホストコミュニティ、弱い立場になりやすい女性も主体性を持って社会参画できるよう支援を行っていきます。
※1 JPFでは、民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、「ロヒンギャ」ではなく「ミャンマー避難民」という表現を使用します。
※2 UNHCR, Operational Data Portal Bangladesh, 31 May 2024
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