「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
ジャパン・プラットフォーム(JPF)
輪島マリンタウンの仮設入浴施設「わじま飛騨高山の湯」/輪島市/2024.10.05 ©JPF
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、能登半島で続けている地震被害への支援を水害にまで広げ、これまでに現地で築いたネットワークや加盟NGOの多様な強みを活かした支援を行っています。豪雨から2週間となる10月5日、被災地の様子をお伝えするため、JPFスタッフが現地に入りました。
輪島市マリンタウンの「わじま飛騨高山の湯」は、JPF加盟NGOのVネットが設置、運営する仮設入浴施設です。水害前は1日150人程度が利用していましたが、現在は地域の被災した方、ボランティア、自衛隊員を中心に350人ぐらいまで増えています。
Vネットは輪島市門前町でも仮設入浴施設を運営しています。どちらの施設も設計から設置まですべてスタッフ自ら行うため、異常が生じた際は迅速に対応することが可能です。また、断水時の対策として水タンクとポンプを設置しているので、給水車と発電機を準備すれば運営を再開できます。震災直後は給水車を自前で作り、お風呂を運営していました。
入浴者数の増加に対応するため、水タンクを4,000リットル増設した(左)/被災した地域の方、ボランティアが続々と訪れる/輪島市/2024.10.05 ©JPF |
地震と豪雨の被害を受けたのが、スタッフのYさんです。震災で自宅が半壊し仮設住宅に入居したところ、今回の豪雨が発生。仮設住宅は床上浸水し、車も使えなくなってしまいました。現在は小学校の避難所から出勤しています。
Yさんご自身が大変な状況の中、現地の状況について丁寧な説明をしてくださいました。また、入浴を終えて帰られる方がみなさん、笑顔でスタッフに「ありがとうね」と声をかけている姿も印象に残りました。
介護が必要な方も利用しやすい広さのお風呂(左)/わじま飛騨高山の湯/輪島市 ©Vnet |
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