「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)
現地での被災状況についてヒアリングを行う現地協力団体(Good Neighbors Bangladesh)のスタッフ 🄫GNJP
バングラデシュでは、8月20日から続いた豪雨や、インド上流からの放水により、大規模な水害が発生し、およそ582万人が被害を受けています。今回の洪水は広範囲かつ水の引きが遅いのが特徴です。9月上旬時点で54万人が4,000カ所の避難所に避難しています※1。そして、多くの人が避難所から自宅に戻っても未だ電気や安全な水が手に入らない状況下での生活を強いられています。
救助活動は今も続いていますが、一部の地域は依然として道路が水没しアクセス不能な状態です。
ジャパン・プラットフォームは、8月28日より加盟NGOグッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)による緊急支援&現地ニーズ調査を実施し、支援プログラムを立ち上げました※2。
GNJPのスタッフは、特に被害の大きかった南東部のフェニ県に入り、被害状況や支援ニーズを調査し、県緊急対策委員会との調整の上、緊急救援計画を最終化し、活動を実施しています。
報告によると、フェニ県ではほぼ全域で水は引きましたが、水害による被害規模が大きく、復興には相当の時間を要することが予想されます。また、家屋の浸水によって家畜や家財を失い、農村部では道路の劣化による移動障害、井戸汚染で飲料水も不足しています。食料や物資、医療、住居支援も必要です。洪水によって、農業による収穫が見込めない、収入源を失うなど生活再建に係る喫緊の問題も報告されています。
GNJPは、これまでに行政・住民の方々、防災ステイクホルダーなどとの調整を進め、緊急食糧支援として主食である米、豆、油、塩等の食料や衛生用品、石鹸等を配布してきており※3、今後もJPF事業として他県にも支援を拡大していきます。
JPFと加盟NGOは、引き続き被災された方々の生活を守り元の生活を取り戻すための支援を続けていきます。
※2 外務報道官談話「バングラデシュにおける洪水被害に対する我が国の支援」2024年9月13日
※3 GNJPウェブサイトより
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