増え続ける難民と現地コミュニティの健康衛生をサポート

活動レポート

ピースウィンズ・ジャパン(PW)

増え続ける難民と現地コミュニティの健康衛生をサポート

ケニア人道支援

ダダーブ難民キャンプに新しく建てられたシェルター 🄫PW

  • シェルター資材配付の風景 🄫PW

  • カクマ難民キャンプの衛生保健研修 🄫PW

  • カクマ難民キャンプの市場に建設中のトイレ 🄫PW

  • 建設完了間際の公共トイレ(カクマタウン)🄫PW

ケニアには、恒常的に内戦・紛争下にあるソマリア、南スーダン、コンゴなどより、難民や亡命希望者が逃れています。その数は約77万人以上と増加し続けていて※1、85%以上が難民キャンプに居住しています。人々が安全かつ人道的な生活を送るために必要な物やサービスは不足しており、飲用水はもちろん、トイレの数も十分ではありません。この状況は、難民を受け入れるケニアのコミュニティにも、水などの資源の不足や衛生環境悪化などの影響を及ぼしています。

さらにこの数年、気候変動による自然災害も発生しています。雨不足による干ばつが起きる一方で、2024年4月末には大規模な洪水被害が生じました。下水の流出は感染症を引き起こす危険があり、迅速な対応が必要です。2022年10月にダダーブ難民キャンプで発生したコレラは、収束までに1年近くを要しました※2

ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PW)は、難民キャンプ(ダダーブ、カクマ)と統合居住地区、ホストコミュニティで、給水衛生とシェルター支援のプログラムを実施しています(プログラム名:ケニア国カクマ・カロベエイ・ダダーブ地域における難民およびホストコミュニティに対する給水衛生・シェルター支援)。

2024年7月は、カクマ難民キャンプの市場に公衆トイレを建設したほか、衛生推進員34名に衛生保健の研修を実施しました。ダダーブ難民キャンプでは、給水パイプの交換や井戸施設の修繕を通して給水の向上に貢献したほか、仮設シェルターや家庭用トイレを建設し、障がい者や重病者のいる家庭、女性が世帯主の家庭などに引き渡し、弱い立場にある人々の住環境の整備を支援しました。

JPF、PWは引き続き、困難な状況にある人々への衛生・生活環境向上を目指すプログラムを実施していきます。

※1 UNHCR, Kenya Registered refugees and asylum-seekers, 31 May 2024
※2 OCHA, Kenya: Cholera Outbreak - Oct 2022

今、知って欲しいJPF最新のお知らせ

10/21開催 「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」

「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中

「能登半島災害支援(地震・豪雨)」 寄付受付中:すでに現地で地震被災者支援中の加盟NGOが命を守るための支援を開始

「能登半島災害支援(地震・豪雨)」 寄付受付中:すでに現地で地震被災者支援中の加盟NGOが命を守るための支援を開始

継続的に人道支援活動を支える マンスリーサポーターのご案内

継続的に人道支援活動を支えるマンスリーサポーター 募集キャンペーン実施中

7/24 CNN.co.jp×ジャパン・プラットフォーム共催企画 「世界の人道危機  ~ウクライナ・ガザ侵攻から現在までを解説~」

【アーカイブ配信開始】7/24 12:00~ CNN.co.jp×JPF共催企画
「世界の人道危機 ~ウクライナ・ガザ侵攻から現在までを解説~」

ガザ・武力衝突激化から2カ月:朝日Re:Ron JPFガザ地区支援 評価担当スタッフ記事 (12/8 22:50まで無料)

ガザ・武力衝突激化から2カ月:朝日Re:Ron JPFガザ地区支援 評価担当スタッフ記事 (12/8 22:50まで無料)

JPF公式YouTube番組「ソーシャルグッド タイムズ」 第11弾 アクセプト・インターナショナル

JPF公式YouTube番組「ソーシャルグッド タイムズ」 第11弾 アクセプト・インターナショナル

「ガザ人道危機対応支援」決定(寄付受付中)

ガザ人道危機対応支援(寄付受付中)

ウクライナ人道危機2022(寄付受付中)

ウクライナ人道危機2022(寄付受付中)

ふくしま「ともつく」基金を開始(公募受付中)

ふくしま「ともつく」基金を開始

「パレスチナ・ガザ人道支援」 現地からの声

「パレスチナ・ガザ人道支援」 現地からの声