ユニクロ、ジャパン・プラットフォームを通じて、 能登半島の地震・豪雨で被災された方々にヒートテックを寄贈
CWS Japan(CWS)
支援金で食料品を購入した家族 ©CWSA
支援金は月1回、3カ月にわたり給付する ©CWSA
2023年10月7日、アフガニスタン西部でマグニチュード6.3の地震を含む強い地震が複数回発生し、震源地のヘラート県ジンダジャン郡では、ほぼすべての家屋が崩壊する甚大な被害が生じました。寒さ厳しい冬の到来を目前に、被災した人々が温かい環境で安全に過ごせるためのシェルター(仮設住宅)や生活必需品の確保は、命を守るために喫緊の課題となっていました。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOのCWS Japan(CWS)は、現地パートナーのCommunity World Service Asia(CWSA)を通じて、家屋や家財を失った住民の中でも特に社会的に弱い立場にある世帯が安全で尊厳ある生活を営めるように、支援活動を行っています。
【支援世帯の例】
・女性が世帯主の家庭
・未成年者のみの家庭
・障がいや慢性疾患のある方、高齢者、妊婦、産後間もない女性のいる家庭
・地震によって生計手段を失うなど貧困状態に直面する家庭
ヘラート県の冬は厳しく、平均気温は一けた台、最低気温は氷点下*です。越冬に耐えうる質のテントと、当面の食料品や生活必需品を購入するために必要な現金を月1回、3カ月にわたって給付します。
支援金給付の際はCWSAのスタッフが立ち会い、後日どのように使ったかを聞き取ります。加えて、市場価格の変動もウオッチすることで、住民が必要とする物を購入できているかも検証します。
2024年2月時点で、すべての世帯が2回支援金を受け取り、配布の仕組みと支援の適時性に非常に満足しているという調査結果が得られました。支援金の87%は食料品、13%は生活必需品の購入に使われていました。
足に障がいのあるアハメドさんは、地震で家族全員を失ってしまいました。がれきの下にいる家族を救うことができなかった悲しみと悔しさは消えませんが、テントと支援金に謝意を表し、生きていく希望が少しだけ見えてきたと話してくれました。
グルザールさんは地震で子どもの一人が犠牲になり、家と家財もなくしてしまいました。冬を間近に不安は募るばかりでしたが、テントを受け取って安心されたようです。支援金は食料と衣服、暖房のための燃料購入に加えて、けがをした子どもの医療費にもあてると語ってくれました。
生活に必要とする物は、人それぞれです。JPF/ CWSは弱い立場にある人に寄り添った支援活動を今後も続けてまいります。
*Wolrdwide Weather Forecasts and Climate Information
UNHCR Afghanistan Earthquake Response | Emergency Appeal October 2023 – March 2024
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