「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)
追加の起業研修(12月26日) ©Good Neighbors Japan
市場スペース外観(12月最終週) ©Good Neighbors Japan
事業の閉会式(1月4日) ©Good Neighbors Japan
2013年12月に起こった大統領派と副大統領派による武力衝突により、国内だけでなく周辺国へ多くの人々が避難しました。10年以上支援を継続してきたジャパン・プラットフォーム(JPF)は、長期的な視野をもって、コミュニティの再生や現地の方が自ら復興する力(レジリエンス)を強化できるような支援を継続しています。
JPF加盟NGOのグッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は、「南スーダン難民緊急支援」において、2023年3月~12月まで「エチオピア国アソサ地区ツォレ難民キャンプにおける難民とホストコミュニティの生計向上及び社会的結束の促進」事業を実施してきました。
避難先の難民キャンプでは、難民の滞在が長期化しており、自立した生計手段を持たずに援助に依存して生活している人々が多いことが大きな課題となっています。また、支援対象である、難民を受け入れた国や地域のホストコミュニティの村は、国内平均に比べても低所得(対象村の月間平均所得は国平均の半分以下)で開発が遅れている地域のため、支援の際には、ホストコミュニティも配慮することが重要です。
難民キャンプ、ホストコミュニティの両コミュニティに対して、生計向上支援を行い、両者の経済的自立を促すと同時に、社会的結束(Social Cohesion)を促進する活動を通じて、難民とホストコミュニティの平和的な共存を目指し、支援を実施しました。
〇生計向上支援により、経済的自立を促進
〇社会的結束を促進
難民とホストコミュニティ(3つの村)の代表者から成る共同委員会(Neighborhood Relations Committee: NRC)の能力を強化し、活動の支援を実施。
1月4日に本事業のプロジェクトの成果を関係者(UNHCR、RRS、ケベレ行政、RCC、その他の援助団体の代表者)に発表する場を設け、肯定的なフィードバックと評価を得ることができました。
将来的にNRCが、外部の支援に頼らず自立して活動を続けられる体制を構築するため、次に予定しているフェーズ2事業では、能力強化の他、警察・司法ステークホルダーとのさらなる連携強化の取り組みを実施していきます。
JPFは、引き続き、人道危機の影響を受けた地域や人々が、コミュニティを再生し、自ら復興する力を支援していきます。
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