ユニクロ、ジャパン・プラットフォームを通じて、 能登半島の地震・豪雨で被災された方々にヒートテックを寄贈
日本国際民間協力会(NICCO)
能登半島地震の被害が甚大な場所の一つが、輪島市町野町です。市中心部から北東へ20キロほどの海岸近くにあるこの町で、ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOの日本国際民間協力会(NICCO)は、さまざまな人たちと協力しながら、栄養のあるお弁当や水、生活物資の支援や炊き出しなどの活動を行っています。
町野町は現在、海沿いの道路が寸断されているため、市中心部や隣接する珠洲市から孤立し、穴水町方面からの道一本に頼っています。震災直後はこの道も崖崩れなどで通れず、支援者は徒歩で町野町へ入っていました。
1月22日は避難所になっている東陽中学校で、地元のシェフや広島からボランティアで来た料理人の方が、広島風お好み焼き、さつまいもの混ぜご飯のおにぎり、おそばをそれぞれ100食分用意、NICCOスタッフは盛り付け、配膳などのお手伝いをしました。
※お好み焼きの調理器具を用意し調理をされた活動は、動画のとおり佐渡様個人のご厚意によるボランティア活動です。
この避難所では朝昼晩三食炊き出しが行われている一方で、断水が続き洗濯できないことに困っているそうです。
午後になると、NICCOのスタッフは別の提携団体とともに、指定外となっていて行政の支援の届きにくい集会所や在宅避難されている方の家をまわり、お弁当を届けました。このお弁当はおよそ150キロ離れた小松市で早朝に作られ、スタッフが6時間かけて車で運んできます。奥能登では、ほとんどの地域で上下水道が復旧しておらず、お弁当を作る施設を確保するのは困難です。
NICCOは1日おきにお弁当の配布を行っています。この日は8カ所をまわり、たくさんのお弁当を届けました。厨房のない避難所では、いまもインスタント食品に頼ることが多いため、お弁当には野菜やお肉を入れるように心がけています。午後3時過ぎにお弁当を配り終え、NICCOのスタッフは小松市へ戻っていきました。
二次避難先に移る方が増え、避難所などにいる人の数は減ってきていますが、避難されている方々からの炊き出しやお弁当のニーズは高く、NICCOでは希望がある限り支援を続ける予定です。
※JPF加盟NGOの活動紹介です(動画の活動は、撮影時はJPF助成事業ではありませんが、2月5日よりJPF事業として活動継続中です)。
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