「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
ピースボート災害支援センター(PBV)
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2024年1月1日に発生したこの震災の被災状況と、現地で活動中のJPF加盟NGOの支援の様子※を、皆さまに知っていただき、お気持ちをお寄せいただけるよう、広報担当を被災地に派遣しました。
動画で各地の様子をお伝えいたします。
※JPF加盟NGOの活動紹介です(現時点ではJPF事業ではないものも含まれます)。
2024年1月5日(金)
珠洲市は昨年5月の能登地震の際も大きな被害を受け、JPF加盟NGOも支援活動を行ってきた街です。
しかし1月1日に起きた地震の被害は、前回の何十倍だと住民は口々に言います。
七尾市から北上すると、道路の亀裂や陥没は激しくなり、がけ崩れで道路がふさがれる場所が多くなり、
通常なら2時間程度で行けるところが5時間かかりました。多くの家屋で1階部分が完全に押しつぶされ、
2階だけ、あるいは屋根だけといったものも見受けられます。市内は特に、海側の集落で家屋が激しく壊れているのがわかります。
珠洲市正院町、飯田町、蛸島町などの海に近い集落は町全体が崩れ、住んでいる人はなく、ゴーストタウンのようになっています。地震に加え津波の被害を受けた地域もありました。
こうしたなか、ピースボート災害支援センター(PBV)は1月3日から生活用品の配布などをはじめています。
PBVは、昨年の地震被害の際にも珠洲市で支援活動を行っているため、行政の関係者や支援団体とネットワークがあり、いち早く避難住民に物資を届ける迅速な支援を行っています。この日は、いくつかの避難所などに水や食料、燃料などを届けました。
避難している住民からは、3日に搬入したJPFの助成で購入した発電機がとても役立っていると何度もお礼を言われました。
避難所では水、電気、携帯が使えず、大変不自由な生活をしています。ある避難所では、トイレの水を流す為、近くの川からバケツで水を汲んできて、常備していました。また別の避難所では、生活用水を確保するため火鉢などで周囲の雪を溶かして貯めていました。
PBVでは、住民から要請があった段ボールベッドの支援ができないか検討しています。
JPFでは、令和6年能登半島地震の発生した当日1月1日に緊急初動調査を決定。被害の大きい珠洲市を拠点に、加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PW)が調査、支援活動中です。
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