「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)
設置されたトイレ・シャワーユニットの内部 ©CCP Japan
カフラマンマラシュ県の「Sakryaコンテナシティ」に設置されたユニット ©CCP Japan
コンテナシティの様子 ©CCP Japan
カフラマンマラシュ県で損壊した建物群の現在の様子 ©CCP Japan
トルコ災害緊急事態対策庁によると、震災から半年経った8月時点でも、国内約3 万人がテント、約57万3千人がコンテナ式の仮設住宅、約1万9千人が公共施設に避難している状況でした。
ジャパン・プラットフォーム(以下、JPF)加盟NGOのパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)では、「トルコ南東部被災者支援2023」で活動中の現地提携団体と共に、トルコ社会福祉省と調整し、トイレ・シャワーユニットの設置候補地となるコンテナシティの選定作業を行いました。
トイレ・シャワーユニットの製造が完了したものから輸送を開始し、9月末時点で、カフラマンマラシュ県のコンテナシティ9か所へ計12台、アディヤマン県のコンテナシティ6か所に計12台、ハタイ県のコンテナシティ5か所へ計12台、合計で36台の輸送が完了いたしました。
8月後半、国際スタッフ及び現地スタッフ、および現地専門家(医師)によるカフラマンマラシュ県での現地モニタリングを行い、、設置が完了されたユニットの視察や、ユニット利用者への聞き取りを行い、社会福祉省のカフラマンマラシュ県の責任者からも復興状況のブリーフィングを受けました。
利用者からは、以下のようなコメントもいただいています。
「私は膝が悪く、歩行が困難なため、長時間立ってシャワーを浴びることができません。
これまで使っていた共有バスルームはトイレ・シャワーが別々になっていたため、移動が大変であったうえ、シャワーも立って浴びないといけなかったので、すぐに疲れてしまいました。今回設置されたトイレ・シャワーユニットは、手すりがあり、座ってシャワーを浴びることができるのと、トイレとシャワーが一緒になっているため、大変便利です。(55歳女性)」
JPFは、引き続き、被災した方々が一日も早く元の生活の戻れるよう支援を続けていきます。
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