人口の半数が急性食料不安にあるカブール郊外で活動中

活動レポート

シャンティ国際ボランティア会(SVA)

人口の半数が急性食料不安にあるカブール郊外で活動中

アフガニスタン人道危機対応支援
  • 各戸訪問によるアセスメント 🄫SVA 

  • 車両の通行が難しい道路での運搬 🄫SVA

アフガニスタンでは、長期にわたる紛争、過去最悪レベルの干ばつ、新型コロナウイルス感染拡大、また2021年の政変以降の国内経済の急激な悪化などの影響によって、現地の人々は危機的な状況にさらされています。

国連によると、2022年には1310万人の子供を含む2440万人、人口の45%が総合的食料安全保障レベル分類(IPC)フェーズ3(急性食料不安)以上に該当しています※。
また、2021年9月以降の干ばつなどの影響によって、全国的に飲料水・手洗い用などの水が不足しており、コレラや新型コロナウイルスなどの感染予防のため、十分な水の供給、石けんを備えた手洗い施設の整備、適切な手洗いに関する啓発活動、衛生キットの配布も求められています。

JPFの「アフガニスタン人道危機対応支援」プログラムで活動中のシャンティ国際ボランティア会(SVA)は、カブール郊外において食糧と衛生用品の配布事業を実施しています。現地では、人口の約半数がIPCフェーズ3以上に該当し、深刻な食料危機の状況にあります。本事業では、特にぜい弱な世帯(シングルマザー、栄養失調の子ども、3人以上の子どもがいる家庭、障がいのある方々、経済的な困窮が著しい家庭など)を対象として、3カ月の小麦粉・食用油・砂糖等の食糧と、石けん・マスク等の衛生用品を配布する準備を進めています。

Humanitarian Response Plan Afghanistan, Jan, 2022

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