「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
アイビー
イラク北部のエルビル県では、プレハブ校舎が老朽化し安心安全な学習スペースが確保できない学校が増えています。また、多くの子どもが紛争や避難生活の影響によって行動面や心身に変調をきたしているものの適切な対応が取られていません。そこで、JPF加盟NGOのアイビー(IVY)は2022年10月より「長期化する避難生活下における子どもへの教育支援」事業を開始。安心安全な学習スペースの整備や教員がやさしい教育を提供できるようになるための各種研修等を通じて、子どもたちが逆境の中でも自分を大切にして苦境を乗り越える力を育成することを目指した支援活動を開始しています。
11月下旬に小学校と女子中学高等学校の学校長および教職員を対象に実施した研修では、「対立解決のメカニズム」、「子どもへの心理社会的ケアの重要性」 「生徒の理解を促す問いかけの方法」、「生徒が積極的に授業に参加できる環境を作る方法」、「生徒のやる気を引き出す手法」といったテーマを学んでもらいました。研修後に対象校をモニタリングした際には、早速、教員が授業時に生徒への話し方を工夫している様子が見られました。
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