「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
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12月19日、JPF加盟NGO シャンティ国際ボランティア会(SVA)とピースウィンズ・ジャパン(PWJ)による報告会「ネパール洪水と日本の台風から考えるこれからの緊急救援」が聖心女子大学グローバル共生研究所で開催され、JPFからは柴田裕子緊急対応部部長が登壇しました。
報告会では、柴田部長より、JPFの団体紹介、出動基準、支援の流れ、そして、ネパール水害被災者支援の概要について説明しました。続いて、ネパールにおいて、合同の調査を実施し、その後、物資の支援などを実施したPWJとSVAの事業担当から、被害状況や被災者の様子、現場での印象、物資配布の様子などが報告されました。
第二部では、近年、国内災害が頻発する中、国内外の経験をどのように活かせるのかについてのディスカッションも行われました。国内外での共通点や相違点について議論する中で、被災者とのコミュニケ―ションについては、国外よりも国内において、距離感の難しさ、感情移入してしまう傾向などが指摘されました。また、スフィアスタンダードなどの国際的な基準から見た場合、日本には避難所の問題など考慮すべき点がある一方で、日本の防災への取り組み(訓練など)は、国外の参考になりうるといった意見が述べられました。
会場からの質疑応答では、現地の提携団体をどのように選ぶのか、物資配布の中身はどのように決めるのか、海外の被災地での移動や宿泊はどうなっているのかなどについて、質問がありました。終了後も来場者と登壇者の間で、熱心に議論が交わされ、国内外の災害支援への関心の高さがうかがえました。
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