ユニクロ、ジャパン・プラットフォームを通じて、 能登半島の地震・豪雨で被災された方々にヒートテックを寄贈
九州北部での豪雨被害を受け、ジャパン・プラットフォーム(JPF)は支援プログラムを開始しています。その一つが、JPF事務局が行う被災地における連携調整事業。JVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)と協力して、支援現場における連携調整機能を強化し、被災者支援全体の効果と効率を上げるための支援を目的としています。
福岡県・大分県で発生した豪雨災害の被災市に対して、企業やNGOなどから支援の申し出が相次いでいます。それらの申し出について被災者のニーズを調査した上でマッチングし、効果的な支援となるように調整することを目指しています。
そこでJPFは、JVOADと協力して福岡県朝倉市・添田町、大分県日田市、大分県中津市における被災状況を実地調査し、支援ニーズの把握とマッチングを通した支援を開始しました。
まずは、朝倉市内のらくゆう館に設けられた避難所に向かわせていただきました。ここには8月3日時点で99人の方が避難しておられます。自宅に土砂が入り込んだり、道路が崩落して自宅へのアクセスがなくなったりした方々が避難し、こちらで寝泊りする日々が続きます。
そんな中、朝倉市の全避難所7ヶ所に敷布団の配付が行われました。それまでは簡易マットレスを使っていた方がいらっしゃいました。敷布団はあっても7月の蒸し暑い時期にずっと同じ敷布団を使い続けるのは衛生上も良くありません。少しでも快適な、そして衛生的な環境を作るため、寝具セットの一斉配布が実施されたのです。
ところが、最初の調達では必要数の全部をカバーすることができず、100枚程度が不足する事態となってしまいました。
この事態を受け、JPFは急遽、平時から関係を構築している企業に敷布団の提供を要請するメールを配信しました。27日夕方の19時前のことです。
すると、その日の夜から翌朝にかけていくつかの企業からご連絡をいただき、結果、株式会社LIXILビバ様からご提供を賜ることになりました。。受け渡しのための具体的な手配も迅速に行っていただき、31日(月)の朝には敷布団100枚を配送していただけることとなりました。
31日(月)の朝8時には、筑波市から2日かけて走ってきた大型トラックが朝倉市に到着しました。荷台には100枚の敷布団が入っています。100枚のうち60枚は避難所であるらくゆう館に届け、40枚は朝倉市立立石小学校の体育館に届けました。
届いた敷布団は順次避難されている方々に配布されます。
被災した方々からうれしい声をいただけたのは、日ごろからJPFをご支援いただいている皆様のおかげです。これからも支援を必要とされている方々の声に耳を傾け、プラットフォームに参画していただいている企業やNGO、関係者の方々と力を合わせて、迅速な支援を実現してまいります。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は引き続き、九州北部豪雨で被災した方々の支援を続けていきます。
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