JPF パレスチナ・ガザ地区支援 デジタルブック
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(6分07秒)(6分04秒)(4分47秒)ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2009年よりパレスチナ・ガザ地区において、日本の加盟NGOを通じて、3期・15年にわたり緊急人道支援を実施してきました。本パンフレットでは、2024年3月末の3期目支援終了に合わせ、JPFの支援活動によりガザ地区の人々の生活にどうような変化が生まれたのか、支援活動の成果を振り返ります。ガザ地区の未来に目を向けると、建物や家は修復され、生計は回復しても、また近い将来、イスラエル・ガザの紛争に巻き込まれ、支援を必要とすることが明らかです。JPFでは、これまでと同じ予算規模で世界の人道危機頻発化・激甚化へ対応する限界から、ガザ地区の通常予算による支援の一時見合わせを予定しています。JPFとしてできることはなにか。これからの支援の在り方も、本パンフレットは模索します。ガザ地区で暮らす人々の「生の声」を聞いてこそ、現地の実情を知ることができます。そこで、JPFは2023 年6月にJPFの支援を受けた方々(裨益者)のインタビュー動画を撮影。日々の生活の実態や支援を受けたことでの生活の変化など、現地のリアルな状況を語ってくれました。ぜひご視聴ください。オマルくんは、アラビア語の発音と内向的な性格という課題を抱えていましたが、心理的・社会的支援により改善が見られるようになりました。(支援実施団体:ピースウィンズ)各サムネイルの再生ボタンをクリックしていただくと、動画が再生されます。再生できない場合は、サムネイル下のURLにアクセスしてください。動画の視聴方法2021年5月の空爆で左大腿骨を骨折したシャムスさん。理学療法や心理社会支援を受け、歩行機能が回復して、明るい気持ちになれ、学校にもまた通えるようになりました。(支援実施団体:パレスチナ子どものキャンペーン)2016年の養鶏支援により収入を得たアジーザさん。2021年の戦闘で多くの鶏を失ってしまいましたが、追加支援で回復し、今は経済的な自立を果たしています。(支援実施団体:パルシック)パレスチナは、ヨルダン川西岸地区とガザ地区の2つに分かれています。イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区には、長さ50km、幅5~8㎞の細長い352平方キロほどの狭い土地に222万人が住んでおり、人口密度の高さは世界有数となっています。2007年以来、ガザ地区境界はイスラエルにより軍事封鎖され、人のみならず物の出入りが極端に制限されており、「天井のない監獄」とも呼ばれています。1https://youtu.be/5DSgEaraWAshttps://youtu.be/W2PGYEePKCYhttps://youtu.be/wfoBSVu11fQシャムス・ザクリア・アブドララフマン・バルバさん (15歳/中学生)「天井のない監獄」オマル・オサマ・ダロウ くん (6歳/幼稚園児)オサマ・サディ・ダロウ さん (41歳/プログラマー)支援を受けた方々の声アジーザ・アブ・アムラさん (52歳/養鶏農家)MOVIEパレスチナ・パレスチナ・ガザ地区支援ガザ地区支援JPFJPF

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