先が見えない状況で他国に避難するのは、本当に大変なことです。
ウクライナの方が避難先で安全な生活を送れるよう活動していきます。
第二海外事業部
吉野 佳世さん
私が駐在するルーマニアでは、ウクライナからの避難民の方が約7万人いると言われています。行政が提供する公営住宅や使われていない個人の住宅に滞在しているため、初期に比べてよりコミュニティに入りこみ、周りからはその存在が見えなくなりがちです。存在が見えなくなってしまうと、孤立し支援が届かなくなる懸念があります。
また、ウクライナの孤児院の子どもたちとスタッフが安心して安全に暮らせるようルーマニアに避難させる活動も積極的に行われています。先が見えない状況で他国に避難するというのは、本当に大変なことです。ウクライナの人々が避難先でも安全で尊厳のある生活を送れるように活動を続けていきます。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
戦禍においても、人々の生活が停止することはありません。
安全かつ尊厳を持った生活ができるよう援助を行うことが重要だと感じています。
海外緊急人道支援担当
芦田 雄太さん
ウクライナ侵攻が報じられた際、私はタイに駐在中で、ミャンマーからの避難民対応を担当していました。度重なる人道危機を目の当たりにして今後世界はどうなってしまうのかと大きな不安を感じたのをいまでも覚えています。
2022年4月に一次調査としてポーランドとモルドバに赴いた際には、多くの避難民が周辺国に流入しており、特にポーランドの首都であるワルシャワのホテルや交通機関はウクライナからの避難民の方々であふれかえっていました。ウクライナでは連日のミサイル攻撃によって多くの人々が被害を受け、生まれ育った地を追われています。軍事侵攻からすでに1年近くが経過していますが未だ停戦の兆しは見えず、援助機関やコミュニティにも援助疲れが見受けられます。
戦禍においても人々の生活が完全に停止することはありません。ウクライナおよび周辺国で避難民の方々が困難な状況においても、安全かつ尊厳を持った生活ができるように援助を行っていくことが重要だと感じています。
ウクライナに留まろうとする避難民が多くなっています。
遠く離れた日本で、ウクライナを想う方々が沢山いることを、
支援を通して伝えたいと思います。
事業部
山崎 可蓮さん
ロシアがウクライナ侵攻を開始したとほぼ同時に、団体内ではすぐさま支援の話が持ち上がりました。刻一刻と変化する戦況を見ながら、付いていけない程速く事態は変わっていきました。私は当時、国際協力に関わりはじめて間もなかったのですが、そんな状況でも、支援を実施せずにはいられませんでした。初動の調査を終え、案件形成のために戦禍にある現地の人々との調整を行い、10月にやっとの思いでルーマニアに赴任しました。
侵攻後、1、2カ月後に聞いていた状況とは違い、ルーマニアとウクライナの国境付近で避難民をサポートしていた支援団体のテントは、殆ど姿を消し、ウクライナからルーマニアに逃げてくる車の長蛇の列もありませんでした。越境して国外へ避難するよりも、自分の国に留まろうとする避難民が多くなっていることを感じました。昨年末から続く電力不足でウクライナでは冬の寒さが強烈に避難民を苦しめています。遠く離れた日本で、今も、ウクライナを想っている方々が沢山いることを、支援を通して伝えたいと思います。
言葉の通じない場所で初めて暮らすお年寄り。
赤ちゃんを連れて避難生活を送る女性。
転院先を求めて避難したがん患者のお母さんと娘さんー。
ひとりひとりが、大きな困難と不安を抱えて避難生活を送っています。
国際事業コーディネーター
鈴木 郁乃さん(左)
昨年2月のウクライナ全土への攻撃の開始を受け、PBVではルーマニアにある複数のパートナーNGOとともにウクライナとルーマニアでの支援活動を実施してきました。支援活動の実施・継続にあたっては、本当に多くの個人・団体の皆様にご協力を賜り、誠にありがとうございます。
戦争により、言葉の通じない外国で初めて暮らすことになったお年寄り。家族と離れて、生後間もない赤ちゃんを連れて避難生活を送る女性。国内の病院での治療が受けられなくなり転院先を求めて避難してきたがん患者のお母さんと娘さん。避難先で、自宅が攻撃され、もう帰る家が無くなったことを知った家族。ひとりひとり、大きな困難と不安を抱えて避難生活を送っています。
皆様からの引き続きのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
栄養不足で多くの妊産婦と子供がビタミン欠乏症になっています。
ロシア軍による空襲の中、作業が中断することもしばしばですが、
ビタミン剤が必要な人に届くよう頑張っています。
JADE 緊急開発支援機構
ウクライナ事業担当 田中さん
当団体は5年前よりウクライナ内戦の支援に関わり、昨年2月のロシア軍による侵攻はウクライナの状況がさらに悪化することが明らかなので大きなショックを受けました。戦争による大量の難民と国内避難民の発生はウクライナ経済社会に深刻な影響を与え、難民・避難民キャンプでの生活が長引き、社会が分断されてコミュニティーとして存続が出来なくなっています。これは紛争が長引けば長引くほど悪化すると心配されます。
この戦争により医療制度が崩壊する中、満足な食事が取れないために栄養不足で多くの妊産婦と子供がビタミン欠乏症になっています。このため、ウクライナ西部の街で、国内避難民の妊産婦と子供の栄養改善としてビタミン剤の配布をしています。毎日、ロシア軍による空襲の中、事業を進めるのは非常に危険で、作業が中断することもしばしばです。それでも、ビタミン剤が必要な人々に届くように頑張っています。ご支援ありがとうございます。
経済的困窮や子どもの教育は母親にとって大きな心配事です。
それでも、先の見えない避難生活を、母国を信じて
たくましく送っている女性が多いことに驚かされています。
プログラム部
山形 文さん
昨春、ウクライナ避難民支援のためルーマニアに現地事務所を立ち上げる際、1か月ほど現地に滞在しました。避難民の方々をはじめ政府関係者、現地提携団体と接し、複数のセクターにわたる圧倒的な支援ニーズを目の当たりして事業形成に至りました。
ルーマニアではウクライナ避難民のほとんどは女性と子どもです。先の見えない避難生活を、母国を信じて強く、たくましくおくっている女性が多いことに驚かされています。しかし一方で避難生活がさらに長引いた場合の経済的な困窮や子どもの教育は多くの母親にとって大きな心配事となっています。時間とともに変わっていく避難民のニーズに応える、継続的で柔軟な支援が求められていると思います。ウクライナ避難民を含む現地スタッフと協力して支援活動に取り組んでまいります。日本の皆様には、引き続きご支援とご理解をいただけましたら幸いです。
長期化する危機により、避難者の疲労を耳にすることも多いです。
支援者の皆さま、今後も息の長いご支援をよろしくお願いします。
事業部海外事業課
高橋 睦美さん
皆さまの日ごろからの温かいご支援に感謝申し上げます。私は、昨年の12月から隣国スロバキアに赴任しています。今回ウクライナ事業の担当になる前は海外開発事業の担当をしており、「私に海外緊急支援の駐在が務まるのか」という不安な気持ちもありました。現在はスロバキア支部・ウクライナ支部とともに、最終裨益者のことを考えながら、日々スピード感を持って行う事業管理にやりがいを感じています。
先日、スロバキアに避難しているウクライナ避難民の方に話を聞く機会がありましたが、収入が無い中で1日3食きちんと摂れていない方がいることや、異国の生活の中でとにかく話を聞いてくれる相手が欲しいと思っている方々がたくさんいることが分かりました。スロバキアで日々活動を行う中でも、長期化するウクライナ危機における支援疲れ、避難者の疲労を耳にすることが多いです。危機発生から1年が経ちますが、今後も日本の支援者の皆さまの息の長いご支援をよろしくお願いいたします。
相次ぐ空襲警報や停電によって、何度も業務の中断を余儀なくされました。
それでも何とか現地スタッフ・提携団体が活動を続け、支援を届けることができました。
海外事業部
大塚 英二さん
ロシアがウクライナに侵攻した昨年2月下旬、ピースウィンズは部署横断型の緊急対応チームを設置し、ミャンマー担当だった私も急きょチームの一員に加わりました。この時代に、まさかこのような戦争が起きるとは思っておらず、大きな衝撃を受けながら、緊急対応に追われました。
私たちはウクライナで現地スタッフを雇用し、9月にはキーウに事務所を開設しましたが、翌月に起きたロシアによる大規模攻撃の影響で、事務所を一時閉鎖しました。その後も、相次ぐ空襲警報や停電によって、現地では幾度となく業務の中断を余儀なくされました。しかし、そんな厳しい状況にもかかわらず、現地スタッフと提携団体が活動を続けてくれたおかげで、この間、何とか事業を継続させ、必要な人に必要な支援を届けることができました。ウクライナの人々がそうであるように、私たちも前を向き続け、ともにこの困難を乗り越え、一日も早く平穏な日々を取り戻すため、これからも力を尽くします。
避難生活の長期化を見据え「コミュニティセンター」を開設。
ウクライナの人々がモルドバの社会に溶け込めるよう支援しています。
モルドバ事務所代表
景平 義文さん
軍事侵攻の終息が見えぬまま再びめぐってきた2月を、ウクライナの人びとは隣国モルドバで迎えています。
冴えかえる寒さの中、満員の乗り合いバスに揺られてモルドバに来た母子、自家用車に詰め込めるだけの家財を載せて国境を越えた家族。そうしたウクライナの人びとを、モルドバの人びとは温かく自宅に迎え入れ、食事をともにしていました。その寛容さに私たちは驚き、大きな敬意を覚えました。
AAR Japanはこの一年、ジャパン・プラットフォームの協力を得て、食料や生活用品を提供し、避難生活の改善に尽力してまいりました。現在は、避難生活のさらなる長期化を見据えて「コミュニティセンター」を開設し、ウクライナの人々がモルドバの地域社会に溶け込むことができるよう支援しています。この一年に皆様から寄せられた多大なるご支援に心から感謝申し上げるとともに、一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ウクライナでは応急処置対応者など、主に医療支援を行っています。
また、スロバキアでは難民の方の生活基盤が整うよう、語学教室も展開中です。
ウクライナ事業現地統括
金澤 絵里さん
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった当初、私は外資系企業で働いていました。直接支援に携わりたい気持ちが次第に強くなりウクライナ事業の現地統括、スロバキアでの事業立ち上げのポジションに志願し、10月からスロバキアに赴任しております。
ウクライナ国内では応急処置対応者の育成に関するトレーニングの提供等、主に医療支援を中心に活動を行っており、遠隔で提携団体のサポートをしています。戦争の終結が見えない中、国内避難民の方々が抱える心身の健康問題への介入はこれからも重要になると考えております。現地に入れない事でコミュニケーションが難しいと感じる事もありますが、これまでの看護師経験を最大限に生かし、現地の安全を十分に配慮しながら活動していきたいと思っております。
1月からはスロバキア事業も始まり、ウクライナ難民の方々の生活基盤が整うようスロバキア語教室などを展開中です。皆様のご支援、心より感謝申し上げます。
南部サポリージャ市で、ミサイル攻撃が続く中、
安全を確保して資機材提供などの支援を行っています。
中嶋 秀昭さん
当団体はウクライナの一部地域で武力紛争が起こった後の2015年以来、東部のドンバス地方で医療システム復興支援を行ってきました。このたびの紛争に対して緊急支援体制を組み、病院への医療資機材・薬剤の提供、巡回診療、心理社会ケア等を行っています。
JPF事業では南部において戦闘が著しく、危険な状態にあるヨーロッパ最大の原子力発電所を抱えるザポリージャ州の州都ザポリージャ市で病院への医療資機材・薬剤提供を行っています。ここにもしばしばミサイル攻撃があり、同僚達は安全を確保しながら支援活動に励んでいます。戦闘の影響による病院のニーズに柔軟に対応していますが、進捗は芳しくありません。私は彼らの後方支援を担っており、現地に行くことはありませんが、彼らが恐怖やストレスを抱えながらがんばっていることに敬服します。私も尽力します。
ご支援・ご寄付くださっている皆様に感謝申し上げます。この紛争の先行きは残念ながら不透明です。引き続き、なにとぞよろしくお願いいたします。
ストーブと練炭をウクライナ国内78世帯に届けました。
ウクライナの人々に家に温かさをもたらし、希望を与えてくれたことに感謝しています。
ジャパン(OBJ)
国際事業部
梅津 光一さん
ウクライナの戦争、停電、ひどい寒さで、暖房もない。それにもかかわらず、占領軍は残酷な寒さの中で、ロケット攻撃を続けており、ドネツク州の住民は文字通り家の中で凍えています。
ジャパン・プラットフォームとオペレーション・ブレッシング・ジャパンを通じて、日本国民は、一人でも多くの人の命を救うために、目を逸らさずに行動してくれました。エマニュエルチームはストーブと練炭をトレツクコミュニティーの78世帯に届け終えました。私たちは、人々の家に再び暖かさと居心地の良さをもたらし、生きる希望を失っていた人たちに希望を与えてくれていることに感謝しています。あたたかな暮らしのために。ありがとうございました。
これからも、弱い立場にある人々を守るため、
現地のニーズに沿った支援に力を尽くしていきます。
現地から求められる多様な支援ニーズに対応するためには、
皆さまの緊急のご支援が必要です。
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