2017年10月3日・4日、「第4回INEEミニマム・スタンダード(緊急時の教育の最低基準)2日間研修」開催
おかげさまで盛況のうち終了いたしました。
皆さまに心より御礼申し上げます。
研修概要
INEEミニマム・スタンダードとは
紛争や災害などの緊急時、多くの人は平時のような教育を受けることができなくなります。しかし、教育を受けることは基本的人権であるとともに、教育や適切な保護、ケアを通して、子どもたちの生命や権利、尊厳を守ることが可能になります。子どもたちが更なるリスクに晒されることを防ぐためにも、紛争や災害が起こった場合も速やかに教育分野における支援を始めることが大切です。そこで、約130の組織、機関から、政策立案者、教育関係者、研究者、NGOスタッフ、国連スタッフが参加するネットワーク機関INEE(Inter-Agency Network for Education in Emergency)が設立され、危機的な状況に置かれた人々を含むすべての人々が安全で質の高い教育にアクセスできる環境を確保するための最低基準が開発されました。その最低基準をINEE ミニマム・スタンダードといいます。
日本人講師による初のミニマム・スタンダード研修を2016年実施
ジャパン・プラットフォーム(JPF)のスタッフなど教育の分野で開発・人道支援に携わる15人は2016年3月、日本国内でINEEミニマム・スタンダード(INEE※1)研修を実施していくためのトレーナーの資格をアメリカで取得しました※2。このうち5人のスタッフは同年9月、日本人講師初となる「第1回INEE ミニマム・スタンダード 2日間研修」を開催し、17名のNGOスタッフにご参加いただきました。その後2017年2月に第2回目を開催。今回は第4回目のINEE ミニマム・スタンダード 2日間研修となり、JNNE(教育協力NGOネットワーク※3)との共催で開催いたしました。「第4回INEEミニマム・スタンダード 2日間研修」では、緊急時に最低限提供すべき教育を理解したい方や、教育支援事業の事前調査や計画を立案したい方にぴったりの内容を学びました。
詳細
日程 | 2017年10月3日(火)&4日(水) |
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プラグラム内容 | 1日目(10:00~17:30) ①人道支援における質の保証と説明責任(人道原則、人道支援の国際基準) ②緊急時の教育はなぜ重要なのか ③INEEミニマム・スタンダードの枠組み(講義) ④INEEミニマム・スタンダードの枠組み(演習) 2日目(09:15~16:30) ⑤、⑥INEEミニマム・スタンダードをどう使うか-事前調査― ⑦、⑧INEEミニマム・スタンダードをどう使うか-事業形成― ⑨ 質疑応答、フォローアップ計画、閉会 *すべてのセッションに参加された方には修了書を授与しました |
会場 | 中野サンプラザ7階 研修室#8(7階) (東京都中野区中野4-1-1 https://www.sunplaza.jp/access/) |
受講者 | 19名(人道支援・開発協力・教育協力分野のNGOのスタッフや役員) |
参加費/資料代 | 5,000円 |
講師 | INEE主催によるMSトレーナー研修修了者 ・五十嵐 豪 (難民を助ける会(AAR Japan)プログラムマネジャー) ・小松 太郎(上智大学総合人間科学部教育学科教授) ・三宅 隆史 (シャンティ国際ボランティア会(SVA)ネパール事務所長) |
言語 | 日本語 ※4 ただしINNEMSハンドブックは英語版を使用し、教材の一部は英語 |
主催 | ジャパン・プラットフォーム(JPF)、教育協力NGOネットワーク(JNNE) |
問い合わせ先 | 教育協力NGOネットワーク(JNNE)事務局長 三宅 (メール jnne@sva.or.jp) 電話の場合、03-5360-1233、シャンティ国際ボランティア会気付 教育協力NGOネットワーク(JNNE)事務局 竹内あるいは浅木まで |
※1 INEE : Inter-Agency Network for Education in Emergencies http://www.ineesite.org/en/
※2 NEEミニマム・スタンダード・トレーナー養成研修レポート
http://www.japanplatform.org/info/2015/12/171648.html
※3 JNNE:Japan NGO Network for Education (教育協力NGOネットワーク)
http://jnne.org/
※4 INEEミニマム・スタンダード・ハンドブック
(英語版)
http://toolkit.ineesite.org/inee_minimum_standards
(日本語版)
http://toolkit.ineesite.org/toolkit/INEEcms/uploads/1012/INEE%20MS%20Japanese_2010.pdf
本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム
NGO能力強化研修プログラム担当:増田
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-6-5 麹町GN安田ビル 4F
TEL:03-6261-4751(事業部直通) 代表:03-6261-4750 FAX:03-6261-4753