「Community Resiliency Model」に基づく
トラウマ・ケアについてのワークショップを開催しました
イベントレポート
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、ADRA Japanの共催団体として、4/14(火)から4/17(金)の4日間にわたり「Community Resiliency Model」に基づくトラウマ・ケアについてのワークショップを開催しました。
「Community Resiliency Model」とは、トラウマを被ってしまった個人やコミュニティーが、身体・精神・魂の健全なバランスを取り戻せるように支援するには、どのような働きかけをしたらよいかについての理論モデルで、米国の「Trauma Resource Institute」(※1)、ロマリンダ大学などを中心に開発されてきました。近年では米国国内のみならず、国際災害の現場でも活用されています。
参加者は、講義と演習を通して、自然災害や紛争などでトラウマを被った被災者が、身体・精神・魂のバランスを取り戻しトラウマからの回復を可能にする支援方法である「Community Resiliency Model」(※2)を学びました。また、被災コミュニティー全体がトラウマについての理解を深めるとともに、レジリエンシーを持てるようにするための方法についても学ぶことができました。
参加者からは、「講師の丁寧な指導のもと、個人に及ぼすストレスの影響や対応策について生物学的見地から学べて勉強になった」、「参加型・実践型のワークショップ・スタイルで実際に体験できたので、頭で理解したことが腑に落ちた」など嬉しい声が届いています。