たくさんのご参加ありがとうございました!
Thank you joining us!
キャンペーンにご登録いただきました方で、「Yahoo!Japan ネット募金」でご寄付いただき、
まだお手元にカードが届いていないという方は、お手数ですが以下までご連絡ください。
※お名前と寄付金額をご明記ください。
ジャパン・プラットフォーム 渉外広報部:
jpfpr@japanplatform.org
風が吹くと砂塵が舞うだだっ広い荒野に、鉄条網で囲われた難民キャンプがある。
バラックが覆い重なるように建ち並び、そこで暮らさねばならない数万の人々がいる。
僕がそこを訪れたのは今年の春で、小さな路地を駆け回る子供たちに
うららかな陽がさしていたのを思い出している。
みんな元気にしているだろうか。
壁の薄いにわか普請の家々は、夏は暑くて冬はとても寒いだろう。
僕は故郷の北国で暮らす母を想うように、僕を優しく迎えてくれたキャンプの家族を想う。
2019年11月 奈良美智
冬を迎えるシリア難民への支援キャンペーン
『THINK ABOUT A REFUGEE』
~「難民のことを思うとき、数ではなく、誰かの家族として、1人の“ひと”として想像してみる」~
2019年3月、美術家の奈良美智さんは、ジャパン・プラットフォーム企画「JPF×ART Project」でヨルダンを訪問。シリア難民キャンプやアンマン市内で暮らす、シリア人家族や子どもたちと時間を過ごしました。
「難民問題という大きなくくりではなく、家族という最少の単位で見ている」と奈良さん。
出会った子ども一人ひとりに思いを馳せながら、『THINK ABOUT A REFUGEE』キャンペーンのためのカードデザインにご協力くださいました。
戦後最悪と言われる人道危機、気候変動により頻発する災害などにより、支援を必要とする人々の数は増加しています。もはや従来の方法や支援関係者だけでは解決できず、セクターや組織を越えた多様な人々の連携が益々重要になってきています。
ぜひ多くの方にキャンペーンにご参加いただき、支援の輪をひろげていただければ幸いです。
JPF『THINK ABOUT A REFUGEE』キャンペーン内容
期間中、「イラク・シリア難民人道危機対応支援」にご寄付くださった方、JPFの活動を継続的に支え難民に寄り添う支援となる「マンスリーサポーター」に入会くださった方で、ご希望される方に先着で奈良さんがデザイン協力くださったグリーティングカード(2枚セット)を贈呈します。
私たち一人ひとりにできる小さなことは、関心を持ったり、それを誰かに伝えたりすること。
ぜひ2枚目は大切な誰かにお送りいただき、奈良さんのメッセージの輪を広げてください。
時期: 2019年11月15日(金)~2020年2月29日(土)
※カードの送付は、キャンペーンご参加(ご入金、ご寄付)後に随時発送させていただいているため、1~2ヶ月かかる可能性がありますことをご了承下さい。
※カード贈呈は無くなり次第終了となります。
※転売などの悪用は固く禁止させていただきます。
対象者: 以下をご覧ください。
・JPF「マンスリーサポーター」へのご入会はこちらから
https://www.japanplatform.org/support/monthly_supporter.html
・JPF「イラク・シリア人道危機対応支援」プログラムへのご寄付についてはこちらから
※期間中、初回寄付に対してキャンペーンが適応されます。
https://www.japanplatform.org/programs/syria-iraq-conflict2015/
キャンペーンにご参加いただいた皆さまからのコメント(原文)
- 寄付はハードルが高いと思っていましたが、このキャンペーンはそこに踏み出す勇気を貰えた素晴らしいきっかけになりました。
- 素敵な取り組みだと思います。もともと母が寄付をしておりましたが、奈良さんがされているということで自分も、と後押しをいただいた気持ちです。応援しています。
- ここ日本にいても、難民の皆さんの等身大の生活を想像してみることから始まる、すばらしいプロジェクトだと思います。応援します。
- 3日の朝日新聞よりこの支援を知りました。奈良さんの絵を見て、中村さんの訃報もあり、私も何かしなくては。
- アートにはものすごい力があります。日本のアーティスト、それも奈良さんのようなメッセージ性の強い方がこのようにアートで呼びかけてくださってありがとうございます。
- 実際に海外にいき生の声を聞いていることに感銘をうけた。
- 私はずっと奈良さんの大ファンなのですが、そのおかげでこのキャンペーンのことを知ることが出来たので本当によかったです。こんなに恵まれた日本で暮らしながらほんの少しでも何かのお役に立てるなんてとても嬉しいです。ありがとうございます。
- 朝日新聞の記事で難民キャンプについて知りました。日本で応援しています。
- I have received my cards and they are lovely. I have sent them to friends.
- とても良い活動だと共感いたしました。微力ですが、応援させていただきます。
- 奈良美智さまの大ファンであり、シリア内戦などの理不尽に過酷な状況を強いられている方々のニュースにいつも心を傷めると同時に、何かほんのチリ程度でもお役に立てることはないだろうかと思っていたところでした。
- もう、どこがどうなっているのか解りませんが、とにかく平和を望みます。私なんかもいろいろ仕事で苦しいこともありますが、レベルが違いますよね。キリスト教が正しいとも思えませんが、まずは難民の方々に少しでもお役に立てればと思います。今まではユニセフに寄付していましたが。今回信頼できる奈良さんの勧めならと思い、メールしました。名古屋のユマニテで作品を購入しました。熱烈なファンです。
- “壁の薄いにわか普請の家々は、夏は暑くて冬はとても寒いだろう。
僕は故郷の北国で暮らす母を想うように、僕を優しく迎えてくれたキャンプの家族を想う。”
こう書かれた奈良さんの思いに心打たれました。 - 奈良さんの絵が好きで、キャンペーンに参加するというのも、なんだか違うような気がして…でも、それをきっかけに関心を持つ人が増えれば、それはそれで良いだろう、と考えるようにします。
- とてもよい企画ですね!今後もぜひ継続していただけたらと思います!
- もっともっと支援の輪が拡がるといいなぁと思います。
- 私にはできないことを、奈良さんは、できる人です。ずっと、継続していってください。
- 以前から奈良さんの作品のファンでtwitterもフォローさせて貰っています。訴え掛けてくる目に魅了されています。今回のキャンペーンで彼の地のことを改めて知り、微力乍らお役に立てると幸いです。
- 数ではなく一人の「ひと」として想像してみる、という奈良さんの言葉に共感しています。報道されなくなると、解決されたことかのように思考の外に追いやって忘れ去られてしまいます。私もそうでした。今回のキャンペーンで多くの方々とこのカードに込められた思いを分かち合えたら、と思います。
- シリア難民の子供たちを支援したく、奈良さんのカードも可愛くて欲しいと思った。
- 奈良さんの絵は、多くの人が人道支援に関心を持つきっかけになると思います!
- 支援を必要としている人たちに支援が届きますように。
- 可愛いカードですね。気に入りました。
- 奈良美智さんがきっかけでこの活動を知りました。
- 誠に些細ではありますが、お力添えできれば幸いです。奈良さんのおかげで難民支援に協力できました。
奈良美智(なら よしとも)
美術家。1959年青森県生まれ。1988年ドイツ国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学。2000年に帰国するまでケルンで制作を続ける。絵画を中心にドローイング、立体(木彫、FRP、セラミック、ブロンズ)、廃材を使った大型インスタレーション、そして写真作品など多様な作品を世界各地の美術館やギャラリーで発表する、日本を代表する美術家の一人。近年の主な個展に、「君や 僕に ちょっと似ている」横浜美術館、青森県立美術館、熊本市現代美術館を巡回(2012-2013年)、「Life is Only One: Yoshitomo Nara」Asia Society Hong Kong Center(2015年)、「奈良美智 for better or worse」豊田市美術館(2017 年)など。2020年にはロサンジェルスカウンティー美術館で大規模個展が開催され、その後アジア・ヨーロッパの美術館へ巡回する予定。2019年には特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの「JPF×ART Project 」でシリア難民キャンプを訪問した。
JPF×ART Project
2019年3月、JPFが2011年よりイラク・シリア難民人道支援プログラムを継続実施しているヨルダンにおいて、奈良さんに難民たちの生活を体験する機会を持っていただきました。「JPF×ART Project」は、奈良さんの実際の出会いや体験や共感を、受け取った人々が自分ごととして考えるきっかけが生まれたらと願い、世界中のファンに影響を与え続ける奈良さんにご依頼したものです。また、社会課題に問題意識を持つ作家の作品づくりに対し、JPFとして貢献できることを目指しました。この『THINK ABOUT A REFUGEE』キャンペーンにより、奈良さんのメッセージがより多くの方々に届くことを願います。
特定非営利活動法人(認定NPO法人)ジャパン・プラットフォーム(JPF)
日本の緊急人道支援の新しいしくみとして2000年に誕生。NGO・経済界・政府などがパートナーシップのもとに連携し、迅速かつ効率的に国内外で人道支援を実施するため、各得意分野を持つ日本の43のJPF加盟NGOを様々な形でサポートし共に活動する。設立以来、総額600億円以上、1500以上の事業、53の国・地域での支援実績、企業とNGO連携の促進、しっかりとした活動報告により信頼を築いてきた。国内の自然災害では、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨などのほか、現在「令和元年台風被災者支援(台風19号、台風15号)」にも対応中。
本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF)
渉外広報部:高杉
TEL 03-6261-4035/080-6887-1042
E-mail jpfpr@japanplatform.org
WEBサイト https://www.japanplatform.org/
●JPF×ART Projectページ https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/
●本件に関するプレスリリース
冬を迎えるシリア難民への支援キャンペーン『THINK ABOUT A REFUGEE』 美術家・奈良美智さんがデザインに協力、期間限定「キャンペーンカード」で支援の輪を広げよう(PDFファイル 1MB)