「能登豪雨1ヵ月:現地からの報告」アーカイブ配信中
平素よりジャパン・プラットフォーム(JPF)の活動にさまざまなご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
JPFは、世界各地において自然災害よる被災者や、紛争による難民・避難民ために緊急支援活動を行う日本における40以上のNGOの連合体です。同時に、それらの加盟NGOの活動を、資金、物資、人材などさまざまな面から支援するために、政府、企業、メディア、有識者、そして一般の方々が対等なパートナーとして協働する、という世界でも例を見ない取り組みです。この枠組みの下で、設立以来、これまでに66の国・地域において総額840億円以上、約2,100件の人道支援活動が展開されてきています。
現在の日本は、国際的な地位や競争力が低下しつつあり、かつてのような元気がない、としばしば指摘されます。しかし、世界に目を向ければ、日本の若い世代の人達が、スポーツ、芸術、ビジネス、学術などさまざまな分野で大活躍していることも事実です。日本のNGOの仲間たちも同様です。彼らは現在、ウクライナの人道危機やトルコ大震災をはじめとするさまざまな現場で、困難な状況にもひるむことなく、自らの能力を最大限に発揮して素晴らしい活躍をしています。
残念ながら今日の世界では、各地で頻発する自然災害や長期化する紛争など、人道危機はどこにでも生じ得るだけでなく、その状況はますます深刻化しつつあります。緊急人道支援の必要性はこれまで以上に高まっているといえます。このような状況の下で、JPFの加盟NGOは、危機的な状況にある人々のために、これまで以上に迅速かつ効果的に支援活動を行うことが求められています。そしてJPFとしては、NGOがそのような迅速な支援活動ができるよう十分な環境とリソースを整えていくことが喫緊の課題です。これからも、NGO、政府、企業、メディア、一般の方々などのパートナー間の連携を一層強化しつつ、この課題に全力で取り組んでいく所存です。
このようなJPFの理念、考え方をぜひご理解いただき、引き続きご支援、ご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
2023年6月
今、知って欲しいJPF最新のお知らせ