ユニクロ、ジャパン・プラットフォームを通じて、 能登半島の地震・豪雨で被災された方々にヒートテックを寄贈
2020年2月の村尾さんの講演会からスタートした同校での「17 GOALs PROJECT」。企業やNGOの講演なども参考にしながら、高校1年生の皆さん(57名)はグループで、2年生の皆さん(51名)は個人で、社会課題解決のための探究学習を続けてきました。
1年生のグループ発表では、7月にプラン・インターナショナルから提示された5つの探究テーマ①途上国の児童労働、②途上国の貧困、③途上国の難民、➃途上国の医療、⑤世界の「男女格差」について、各グループが課題や問題をデータやイラストなどを使ってわかりやすく説明し、「自分たちにできること」や「解決方法」を提案しました。
①途上国の児童労働(3グループ)
②途上国の貧困(4グループ)
③途上国の難民(3グループ)
➃途上国の医療(4グループ)
⑤世界の男女格差(2グループ)
また、2年生はそれぞれが個人でSDGsの目標を選び、環境、エネルギー、不平等、教育、政治などに関する研究レポートを作成。代表生徒6名が壇上で発表を行いました。
当日は、クラシエ、JTB、プランのご担当の皆さんと一緒に、JPFのスタッフも発表会に同席させていただき、発表に関する講評も行いました。
講評者からは、「皆さんが自分たちで世界の問題を調べ、その解決方法を考えてくれた。大人たちには思いつかない、若者らしい斬新なアイデアに感心した」、「自ら様々な社会問題を調べることは大事な第一歩。色々な角度から物事を見ることが大事」、「医療の脆弱な国の人たちを思いやる気持ちがあるのは素晴らしい」といった評価がありました。
また、「色々と調べるのは素晴らしいことだが、インターネットだけに頼り過ぎないほうが良い」、「募金をしてお金を渡せばそれで良いわけではないこともある。人間の尊厳をしっかりと考える必要があることも知ってほしい」というアドバイスもありました。
発表会終了後には、同校の皆さまへの感謝状の贈呈もさせていただきました。あらためてプロジェクトへのご参加、そして、人道支援活動へのご寄付に、心よりお礼を申し上げます。
JPFの賛助会員企業であるクラシエ様にオンラインで講演をしていただきました。当日は、食品、薬品、トイレタリー・コスメティクス事業を行うグループ企業全体の経営戦略におけるCSR・サステナビリティ戦略を策定し、推進する担当の方から、ステークホルダーのみなさまと創る、より良い社会や地球環境の実現に向けた取り組みについて、お話しいただきました。
また、SDGs12番目「つくる責任 つかう責任」に着目し、お菓子の過剰包装といった身近なニュースも取り上げながら、メーカー側の責任だけでなく、消費者側にとっての権利や責任とは何かについて、わかりやすくご説明いただきました。学校からは、「批判的意識を持つこと」、「社会的弱者への配慮」、「環境への配慮」などの消費者側の責任についてのお話しが、とても勉強になったとの感想をいただきました。
プランの講演では、団体の目標や活動分野、教育やジェンダーの問題、そして、世界中の女の子や女性たちを取り巻く環境(識字率の低さ、出産時死亡率の高さ)を改善するためのキャンペーン「Because I am a girl」などが紹介されました。今後、生徒の皆さんは、プランから提示されたテーマに沿って、課題解決のためのプロジェクトを進めていきます。
加盟NGOの講演に先立ち、生徒の皆さんに、NGO/NPOとは何かを知っていただくための講演を実施しました。新型コロナウイルスの感染予防に配慮し、学校とJPF事務所をオンラインで繋ぐ、初めての試みとなりました。講演では、JPFの概要、また、JPFによる緊急人道支援、アフガニスタンでの支援事例などについても紹介させていただきました。
高校生、中学生と父兄を前に、「君たちの未来を考える~私のインスタ日記から~」と題した講演を実施。若者の未来に関わる日本の課題について、村尾さんのインスタ投稿とともに、わかりやすく伝えました。講演後には、生徒の皆さんとの懇談会も行い、外国から日本を見てみることなど、村尾さん自身が、高校時代にできたら良かったと思うことなどを紹介しました。
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